西洋美術の中で、死せるキリストがどのように表現されてきたのかという問いは宗教美術の根源的な課題です。最初の段階ではキリストは磔にされながらも目を開けて描写されました。それが中世美術の中で死せるキリストへと変容し、そこから複数人物のピエタという主題も生まれました。この講座では、死せるキリスト図の源泉とその展開を、西洋美術の中で画像を使用して探求します。（講師・記）
テキストは講師の著書を使用します。

【各回テーマ】
１　死せるキリスト図・序論
２　中世美術の転換点
３　中世美術の磔刑図
４　東と西の死せるキリスト
５　複合体の死せるキリスト

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