アレクサンドロス大王のコインがもたらしたもの ザ・シルクロード コインから見る世界
  • 教室開催

  • アレクサンドロス3世
  • グレコ・バクトリア王 デメトリオス1世
  • インド・スキタイ マウエス
  • 前田 たつひこ(平山郁夫シルクロード美術館学芸員)
講師詳細

 コインは小さいながら、記録の少ない中央アジア史の空白について、知られざる王名、文字・言語、文化圏、宗教、神々など、実に多くの情報を教えてくれます。
 このコインの流れを作ったのはアレクサンドロスによる東征です。ヘレニズム世界に組み込まれた中央アジアへのの影響は多方面に及びました。なかでも、仏教美術にその影響の大きさがはっきり現れています。
 アレクサンドロスからクシャーン朝に至るコインの流れと、コインから得られる様々な歴史・文化情報、そして仏教美術に及ぼした影響を、コインに証言してもらいます。(講師・記)

※第2回目「アレクサンドロス大王のコインがもたらしたもの」のみお申込みいただけます。

「ザ・シルクロード コインから見る世界」とは・・・

 シルクロードは広大なユーラシア大陸を東西に結ぶ人々の交流の舞台でした。そこには厳しい自然環境で生きながらも、新しいまだ見ぬ世界を求めて旅を続けた人々の姿が万華鏡のように映し出されています。このシルクロードという壮大な道とその歴史に、様々な角度から光を当てていきます。
 今期は、シルクロードの世界に生まれ、人々の生活とともに広まっていったコインに焦点を当てます。小アジアで生まれたとされるコイン、人間の経済活動の発展とともにモノの売買に不可欠なものとなっていきました。それとともに、政治権力の象徴でもあり、その時代の支配者は自らの権力を示すためにコインを発行しました。
 サーサーン朝ペルシアの銀貨は、シルクロードがもっとも繁栄した時代の国際通貨です。現在のイランの地域だけでなく、中央アジア、そして中国でも見つかっています。インドへ向かった玄奘が携えていたのもこのサーサーン朝の銀貨でした。アレクサンダー大王のコインは、大王の東方遠征とともに現在のアフガニスタンや中央アジアに広まり、それ以後のこの地域のコインの様式に大きな影響を与えることとなります。中国では、古くからさまざまな形態の貨幣が用いられていました。貨幣は人々の暮らしのなかでどのように用いられていたのでしょうか。シルクロードの西と中央、そして東の世界のコインを取りあげ、人とコインのかかわりを探っていきます。(山内講師・記)

この講座は終了しました
日程
2021/11/17
曜日・時間
水曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,410円 一般 4,510円
設備費(税込)
165円
持ち物など
〈テキスト〉当日、プリントを配布します。
〈参考書〉『シルクロードの世界』(NHK出版)
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

前田 たつひこ(マエダ タツヒコ)
1954年生まれ。東海大学文学部卒業。平山郁夫シルクロード美術館学芸員。和光大学兼任講師。共著に『文明の道2ヘレニズムと仏教』(NHK出版)、『カラー版東洋美術史』(美術出版)、『世界美術大全集東洋編15中央アジア』(小学館)、『死と来世の神話学』(言叢社)、訳書にF. ティッソ『図説ガンダーラ』(東京美術)、A.フーシェ『ガンダーラ考古游記』(同朋舎)ほか、論文に「クシャーン王朝揺籃の地」、「スルフ・コタルの宗教について」など。