ラカンの原典を解説付きで読んでいきましょう。突拍子もない議論で人を煙に巻くラカンのテクストは確かに読みづらいですが、その内容だけでなく、語りのスタイルで「世界がひっくり返る経験」が得られる特殊なものになっています。読めたときの快感は折り紙付きです。一度「テクストの快楽」を味わう回路ができれば、ラカンに限らず、本を読むことがその都度「他者」に出会うための冒険になるでしょう。セミネールは、初期から読んでいくと理屈がよくわかるようになっているので、順番に進めていきたいと思います。
2022年10月期から始まります。期の途中からのご参加でも大丈夫です。（講師・記)

参考図書：ジャック・ラカン著、小出浩之ほか訳『フロイトの技法論』上下（岩波書店、1991）　
※必携ではありません。お手元になくてもご受講いただける内容です。

【カリキュラム予定】※状況によっては変更することもございます。
2022年10月期
　『セミネール』第１巻を読む
　第１回　セミネール第１巻の概要
　第２回　『フロイトの技法論』（上）を読む
　第３回　『フロイトの技法論』（下）を読む

2023年1月期
　『セミネール』第２巻を読む
　第１回　セミネール第２巻の概要
　第２回　『自我』（上）を読む
　第３回　『自我』（下）を読む

2023年4月期
　『セミネール』第３巻を読む
　第１回　セミネール第３巻の概要
　第２回　『精神病』（上）を読む
　第３回　『精神病』（下）を読む

2023年7月期
　『セミネール』第４巻を読む
　第１回　セミネール第４巻の概要
　第２回　『対象関係』（上）を読む
　第３回　『対象関係』（下）を読む

2023年10月期
　『セミネール』第５巻を読む
　第１回　セミネール第５巻の概要
　第２回　『無意識の形成物』（上）を読む
　第３回　『無意識の形成物』（下）を読む



〈ご案内事項〉
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