プルーストのメディア論 電話の時代における文学

  • 坂本 浩也(立教大学教授)
講師詳細

 じっさいに会って話をするかわりに、オンライン会議のような情報通信メディアによって遠く離れた人とつながる日々が続いています。ちょうどプルーストの生きた世紀転換期は、空間を共有しない同時双方向的コミュニケーションとしての電話が実用化され、普及しはじめた時代でした。この新たな対人関係の手段を、小説家はどのように受けとめ、どのようなダイアローグとして作品にとりこんだのでしょうか。文化史的な観点から、当時の文学作品(戯曲や小説)と比較しながら、『失われた時を求めて』のなかの電話の場面を分析し、プルースト独自のメディア論的ともいえる洞察を読み解きます。(講師・記)

お申し込み
日程
2020/11/7
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

坂本 浩也(サカモト ヒロヤ)
パリ第4大学(ソルボンヌ)にて文学博士号を取得。立教大学教授。著書に、『プルーストの黙示録——『失われた時を求めて』と第一次世界大戦』(慶應義塾大学出版会、2015年)、訳書に、ピエール・ブルデュー『男性支配』(坂本さやかとの共訳、藤原書店、2017年)など。立教大学にて公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」全14回を企画開催(2017年10月〜2020年1月、twitter@proust_rikkyo)。「web岩波 たねをまく」にて、イベントレポート「それぞれの『失われた時を求めて』」を連載中。