ソグドのことばと文化 シルクロード交易の民

  • 吉田 豊(京都大学名誉教授)
講師詳細

 ソグド人は中央アジア出身のイラン系の民族で、唐の時代は胡人(こじん)と呼ばれシルクロード交易を独占していました。彼らはシルクロードに沿ってネットワークを張り巡らし、交易に励んでいました。
「男子は五歳になると読み書きを教え、少し出来るようになると商売をさせる、二十歳なると外国に交易に行かせる」と漢文史料に記録されているほどの重商国家であったのです。三蔵法師玄奘は、そのソグド人のガイドと通訳を伴ってインドまで行くことができたのでした。
李白は、長安の酒場で客をもてなすソグド人の女性の魅力を「胡姫(こき)貌(かんばせ)花の如く、壚に当たって春風に笑う」と表現しています。長安にはとりわけ多くのソグド人が来ていて、ソグド文化が一大ブームになっていました。その雰囲気は、正倉院のイラン風の宝物に名残を残しています。本講義では、このソグド人の文化や言葉について紹介します。(講師・記)

お申し込み

注意事項

・9月10日(金)の11時45分~15時に講義を行います。途中休憩を挟みます。(6/16更新)

日程
2020/9/10
曜日・時間
木曜 11:45~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 7,480円 一般 9,680円
教材費(税込)
-
その他
・途中休憩がございます。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

吉田 豊(ヨシダ ユタカ)
1954年石川県生まれ。京都大学文学研究科博士課程満期退学(言語学専攻)。神戸市外国語大学、京都大学文学研究科教授を経て2020年4月から京都大学名誉教授。英国学士院客員会員。専門はイラン系の言語の歴史、特にソグド語文献研究とソグド人及びシルクロードの歴史。マニ教に関する研究も。著書に『Three Manichaean Sogdian letters unearthed in Bäzäklik, Turfan(トルファン出土マニ教ソグド語手紙文研究)』、『中国江南マニ教絵画研究』(共著)、『ソグド人の美術と言語』(共著)、『コータン出土8−9世紀のコータン語世俗文書に関する覚え書き』など。