ハンナ・アーレント「全体主義の起源」を読む

  • 百木 漠(立命館大学専門研究員)
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米国ではトランプ大統領誕生後、アーレント『全体主義の起源』の売り上げが急増したそうです。排外主義の高まり、ナショナリズムの再燃、全世界的なポピュリズムの波及、「ポスト真実」と呼ばれる「政治における嘘」の横行など、近年の国際政治を特徴づける現象は、いずれも「全体主義の再来」を危惧させるものです。しかし、現代の政治状況がはたしてかつての全体主義と同類のものであるのかどうかは慎重に見極める必要があります。その際、全体主義とは何だったのか、どのような歴史的経緯からそれが生まれてきたのか、を詳細に分析した『全体主義の起源』を再読することは、われわれに多くのヒントを与えてくれるでしょう。本講座では『全体主義の起源』の概要をできるだけ分かりやすく解説します。(講師・記)

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日程
2020/2/23
曜日・時間
日曜 13:00~16:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 7,920円
その他
休憩あり

講師詳細

百木 漠(モモキ バク)
1982年生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。立命館大学専門研究員。アーレントとマルクスを中心として「労働の思想史」を研究している。専門は社会思想史。共著に『現代社会理論の変貌 せめぎあう公共圏』(日暮雅夫・尾場瀬一郎・市井吉興編著、ミネルヴァ書房、2016年)、『大学生のための社会学入門』(篠原清夫・栗田真樹編著、晃洋書房、2016年)、『アーレントのマルクス:労働と全体主義』(人文書院、2018年)がある。