人間の二重性を巡る仏教とキリスト教の対話
  • 教室開催

  • 山下 良道 (鎌倉一法庵住職・ ワンダルマ仏教僧)
  • 柳田 敏洋(カトリック・イエズス会司祭)
講師詳細

カトリック、イエズス会の柳田敏洋神父と、山下良道ワンダルマ仏教僧は、数年にわたり対話を重ねてきた。キリスト教と仏教という二つの全く違う宗教と思われてきたものの、表面的なヴェールをとって中身を点検してゆくと、どちらも人間の持つ二重性を探究してきたことがわかった。聖と俗。その二つは、対立的に存在するのではない。様々なものから構成される世界の一部である「私」。その世界の外にたっている<わたし>。それを柳田は、トマス・アクィナスに倣って「存在者」と「存在そのもの」と呼ぶ。存在者のひとつであり、かつ存在そのものに開かれた我々は、最初から二重性を生きている。二つの次元を結ぶのが、アガペー、慈悲、マインドフルネスという宗教的実践だった。人間の生来的な二重性を徹底討論します。(講師・記)

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日程
2021/12/18
曜日・時間
土曜 17:30~20:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 4,950円 一般 6,050円
設備費(税込)
165円

講師詳細

山下 良道 (ヤマシタ リョウドウ )
鎌倉一法庵住職。スダンマチャーラ比丘。1956年東京生まれ。東京外語大学仏語科卒業後、曹洞宗僧侶となる。1988年アメリカのヴァレー禅堂にて海外布教活動を開始。イタリアを経由して帰国後、京都曹洞禅センター、渓声禅堂で坐禅指導。2001年ミャンマーのパオ森林僧院にてテーラワーダ仏教の比丘になり、パオ瞑想メソッドを終了。2006年スリランカ、ネパールを経由して帰国。それ以降、鎌倉一法庵を拠点として、日本各地とインドで瞑想指導。現在の立ち位置は「ワンダルマ仏教僧」。著書『青空としてのわたし』『本当の自分とつながる瞑想入門』『光の中のマインドフルネス』。共著に『アップデートする仏教』『仏教3.0を哲学する』。最新刊は『「マインドフルネス×禅」であなたの雑念はすっきり消える』
柳田 敏洋(ヤナギダ トシヒロ)
カトリック・イエズス会司祭。イエズス会霊性センター「せせらぎ」所長
1952年生まれ。京都出身。1977 年京都大学大学院工学研究科修了。民間企業に技術研究員として従事後、カトリック・イエズス会入会。上智大学大学院哲学研究科哲学専攻博士前期、神学研究科神学専攻博士前期修了。1991 年カトリック司祭叙階。その後、米国、カナダにて「霊操」指導コースを研修。1994 年12月から翌年4月までカルカッタに滞在し、マザー・テレサの施設「死を待つ人の家」でボランティアを体験し、心を込めた無償の奉仕の大切さをマザー・テレサから学んだ。帰国後、イエズス会修練長職を11 年間務め「霊操」指導に取り組む。その間、インドでヨーガ、ヴィパッサナー瞑想を体験した。その後、エリザベト音楽大学教授・理事長を経て2014年6月より現職。イグナチオの「霊操」をはじめ「キリスト教的ヴィパッサナー瞑想」の指導に携わりながらキリスト教霊性と東洋の霊性の統合に取り組んでいる。著書に、『日常で神とひびく』、『日常で神とひびく2』(いずれも、ドン・ボスコ社)。