モンゴルから見た蒙古襲来

  • 宮脇 淳子(歴史学者)
講師詳細

 日本とモンゴルの関係で誰でも知っているのが、鎌倉時代の「蒙古襲来」すなわち元寇です。二回とも水際で追い返すことができたので、神風が吹いたからだとか、いや北条時宗の判断がよくて鎌倉武士が強かったからだとか、日本史ではいろいろ言われています。
 しかし、モンゴル史でどのように語られているかは、これまで見過ごされてきました。本講座では、元朝のフビライ・ハーンにとって日本遠征はどのような意味があったのか、通り道だった朝鮮半島の高麗はどのような役割を果たしたのかを、『元史』や『高麗史』などの一次資料を利用して詳しく見ていきます。泳いだことのない草原の遊牧民が、本当に船に乗って日本にやってきたのでしょうか?当時の元朝と高麗の関係は、現在の中国と北朝鮮・韓国の関係を彷彿とさせるものです。
 モンゴル史を専門とする講師が、元朝、高麗、日本それぞれにとっての「蒙古襲来」の意義を論じます。 (講師・記)

参考書:宮脇淳子『世界史のなかの蒙古襲来 モンゴルから見た高麗と日本』(扶桑社)
※出版記念講座です。

お申し込み
日程
2019/10/14
曜日・時間
月曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
持ち物など
参考書:宮脇淳子『世界史のなかの蒙古襲来 モンゴルから見た高麗と日本』(扶桑社)
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

宮脇 淳子(ミヤワキ ジュンコ)
 1952年生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。2008年東京外国語大学から博士(学術)号を授与される。専攻は東洋史。東外大アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東外大・常磐大学・国士舘大学・東京大学非常勤講師を歴任。最近はケーブルテレビやインターネット動画で、モンゴル史・韓国史・中国史・日本近代史の講義をしている。著書に、『封印された中国近現代史』新装版(ビジネス社)、『真実の中国史[1840-1949]』(PHP文庫)、『どの教科書にも書かれていない日本人のための世界史』(KADOKAWA)、『日本人が知らない満洲国の真実』(扶桑社新書)、『モンゴルの歴史』増補新版(刀水書房)、『最後の遊牧帝国』(講談社選書メチエ)、『世界史のなかの満洲帝国と日本』(ワック)、『日本人が教えたい新しい世界史』(徳間書店)、『韓流時代劇と朝鮮史の真実』(扶桑社新書)など多数。