記憶の場「ジェイン・エア」のヒロインを読む

  • 植松 みどり(和洋女子大学名誉教授)
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 19世紀、英国が産業革命、農業革命を成功させ世界を制覇していくのと歩を合わせ、「英国小説」はその成熟期を迎えようとしていた。『ジェイン・エア』(1847)は、ごく普通の人々の日常生活(衣、食、住)をていねいに描き出して、当時の記憶を現在に伝えている。お姫さまではない「何でもない」中産階級のお嬢さまヒロイン、ジェインの当時の社会に持つ意味を探り、このヒロインが古今東西の文学の大きなテーマを担っていることも見てみよう。当時の記憶を伝える小説の意味と、地域を超え時代を超えて命をつないでいく文学の楽しさを読んでいくと、英国のスピリットが少しずつ現れ出てくるように感じるのだ。 (講師・記)

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日程
2021/3/30
曜日・時間
火曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

植松 みどり(ウエマツ ミドリ)
1965年津田塾大学学芸学部英文学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。日本ジョージ・エリオット協会会長を経て現顧問。日本ジェイン・オースティン協会理事。専門はイギリス文化・文学。特に近代英国小説を研究。
著書に『ジェイン・オースティンの「お嬢さま」ヒロイン』(朝日出版社)、『「ジェイン・エア」』と「嵐が丘」』(河出書房新社)(共著)『ブロンテ姉妹と15人の男たちの肖像』(ミネルバ書房)(共著)訳書に『エミリ・ブロンテ』(河出書房新社)『ブラック・ヴィーナス』(河出書房新社)。『狼と駈ける女たち』(新潮社)(共訳)、『嵐が丘』(学研)(共訳)など。