認知症と脳科学

  • 恩蔵 絢子(脳科学者)
講師詳細

 アルツハイマー型認知症になることに多くの人が恐れを抱いています。脳科学者である私も、約三年前母が認知症と診断されたときには、この先母は「なにもできなくなってしまうのか」「家族のことまで忘れてしまうのか」と不安な日々を過ごしました。記憶を失うと「母が母でなくなってしまう」気がしていました。しかし現実は違いました。できないことは増えましたが、母はまだ私を覚えていますし、「母らしさ」も残っています。
 認知症とはどんな病気なのか? 具体的に何が起こるのか? 認知症で最後まで残るものは何か? 「その人らしさ」とは何か?
 母との日々の生活の中で観察し、脳科学的に分析したことをお話しして、みなさんと理解を深められたらと思います。 (講師・記)

この講座は終了しました
日程
2019/6/21
曜日・時間
金曜 19:00~20:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

恩蔵 絢子(オンゾウ アヤコ)
脳科学者。専門は自意識と感情。上智大学理工学部物理学科卒業。東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金城学院大学、早稲田大学、日本女子大学で、非常勤講師を務める。著書に『化粧する脳』(茂木健一郎との共著/集英社新書)、訳書に『顔の科学―自己と他者をつなぐもの』(PHP研究所)、『IKIGAI―日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣』(新潮社)があり、近著は『脳科学者の母が、認知症になる』(河出書房新社)。