村上春樹作品を読む「海辺のカフカ」

  • 小森 陽一(東京大学名誉教授)
講師詳細

村上春樹の7年ぶりの長篇小説『海辺のカフカ』は、「9.11」の一周年にあたる2002年9月11日の一日前を奥付の刊行日として発行されました。周到なマーケティング戦略の中で刊行された『海辺のカフカ』は、1ヶ月後には上下巻合わせて58万部のベストセラーになり、海外でも多くの読者を獲得しました。主人公の文学的出発点が夏目漱石の『坑夫』だということを出発点に、この長篇小説魅力を解説していきます。(講師記)
 
<テキスト> 『海辺のカフカ』<上下巻>村上春樹
各自ご用意ください。お手持ちのもので結構ですが、授業は新潮文庫をもとに
進めます。当センターでは販売しておりませんので、ご了承ください。


下記の候補から作品を取り上げていく予定です。
日程や回数は、各期のパンフレット等をご参照ください。

1 風の歌を聴け(終了)
2 1973年のピンボール(終了)
3 羊をめぐる冒険(終了)
4 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
5 ノルウェイの森(2019年10月期)
6 ダンス・ダンス・ダンス
7 国境の南、太陽の西
8 ねじまき鳥クロニクル
9 スプートニクの恋人
10 海辺のカフカ
11 アフターダーク
12 1Q84
13 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
14 騎士団長殺し

お申し込み
日程
2020/10/27, 11/24, 12/22
曜日・時間
火曜 18:30~20:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
持ち物など
<テキスト> 『海辺のカフカ』(上下巻)村上春樹
各自ご用意ください。お手持ちのもので結構ですが、授業は新潮文庫をもとに進めます。
当センターでは販売しておりませんので、ご了承ください。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

小森 陽一(コモリ ヨウイチ)
1953年生まれ。北海道大学大学院文学研究科修了。成城大学文学部助教授、東京大学助教授・教授を経て現職。著書に『構造としての語り』(新曜社)、『読むための理論 文学・思想・批評』(世織書房)『知の技法』(共著・東京大学出版会)、『ことばの力・平和の力 近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『難民(思考のフロンティア)』(共著・岩波書店)。『戦後日本は戦争をしてきた』(共著・角川書店)、『理不尽社会に言葉の力を』『戦争への想像力』『生きさせる思想-記憶の解析・生存の肯定』(新日本出版社)、『天皇の玉音放送』(朝日新聞出版)、『漱石論 21世紀を生き延びるために』(岩波書店) 、『東アジア歴史認識論争のメタヒストリー』(共著・青弓社)、『壊れゆく世界と時代の課題』(共著・岩波書店)などがある。