戸籍と「日本人」の近現代史
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  • 遠藤 正敬(早稲田大学講師)
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 「日本人」とは何か? 自分が「日本人」であることをいかに証明するのか? こうした疑問は、戸籍とは何かという問題と不可分である。古くから日本にあった戸籍制度は明治国家において装いを新たにし,今日まで生き続ける「伝統」とされている。だが、戸籍は単なる身分登録ではない。それは「家」や「血」の証明として、天皇制とも結びつき、日本の「国民」観念を支える道徳的な装置として「日本人」を律してきた。その反面、戸籍の歴史は出自やジェンダーをめぐる差別や序列の歴史でもあった。本講義では、戸籍がいかに「日本人」を創出し、管理し、そしていかなる矛盾を生み出してきたのかという問題に焦点を当て、その近現代史を再考するとともに、「日本人」なるものを問い直す。(講師・記)

第4回 戸籍が創り出す 「日本人」―家と国籍と血統
 日本では1899年に制定された国籍法以来、血統主義を維持している。だが、実は国籍法は家と戸籍に強く左右されてきた。戸籍によって創り出される「日本人」とは?「血統」とは何か?

第5回   無戸籍の「日本人」―戸籍に背を向ける人々
「日本人」は戸籍をもつことが当然なのか。だが、日本には多様な理由から戸籍をもたない「日本人」が生きてきた。無宿、徴兵逃れ、サンカ・・・無戸籍者の歴史を読み解く。
 
第6回  グローバル化時代の戸籍と「日本人」―多様性は尊重されるのか
 移民や国際結婚が日常化し、別姓や同性カップルなど「家族」の形が一層多様化している現在。戸籍と「日本人」はどうあるべきなのかを問い直す。

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日程
2022/4/13, 5/11, 6/8
曜日・時間
水曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円

講師詳細

遠藤 正敬(エンドウ マサタカ)
1972年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。早稲田大学台湾研究所非常勤次席研究員。早稲田大学、宇都宮大学等非常勤講師。専攻は政治学、日本政治史。著書に『天皇と戸籍-「日本」を映す鏡』(筑摩選書、2019)、『戸籍と無戸籍-「日本人」の輪郭』(人文書院、2017)、『戸籍と国籍の近現代史-民族・血統・日本人』(明石書店、2013)、『近代日本の植民地統治における国籍と戸籍-満洲、朝鮮、台湾』(同、2010)等。