日本のライチョウが危ない 奇跡の鳥のメッセージ

  • 中村 浩志(信州大学名誉教授)
講師詳細

 氷河期に日本に移り住み、世界最南端の生息地、本州中部の高山の楽園で今日なお奇跡的生き残ってきた、人を恐れない日本のライチョウ。しかし1980年代の調査からわずか30年の間に、その生息数は3000羽から2000羽までに減少しています。北アルプスや御嶽山、南アルプスなど限られた山岳に隔離され分布しているライチョウは、乗鞍岳では200羽以下、火打山周辺ではわずかに20~30羽を数えるのみ。2012年のレッドリストの改正では、絶滅危惧種(近い将来に絶命の可能性が高い種)に指定され、国による保護増殖事業計画など新たなステージでの保護活動が始まっています。
 講座では、長年にわたってライチョウの観察・調査を続け、第一線で保護活動にあたっている講師が、貴重な映像をまじえ、私たちを魅了するライチョウの知られざる姿をお伝えします。
 日本の自然、日本人の暮らしが守り育ててきた奇跡の鳥・ライチョウ。その存在の意義を捉えなおし、野生動物の保護の在り方や、我々日本人の生き方そのものについて、問い直してみましょう。 

・ どんな鳥?高山環境に見事に適応したライチョウ・ライフ
・ なぜ、日本のライチョウは人を恐れないのか   
・ ライチョウに迫るさまざまな危機
・ ライチョウの保護の最前線     
・ ライチョウの未来と私達にできること

残席わずか

注意事項

教室変更のお知らせ (3/23更新)
3号室 → 2号室に変更になりました。 

日程
2019/3/30
曜日・時間
土曜 13:00~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,672円 一般 4,320円
持ち物など
筆記用具。当日、講師の著書「ライチョウを絶滅から守る」1800円(税別)を希望の方に販売します。※現金でのお支払いをお願いします。

講師詳細

中村 浩志(ナカムラ ヒロシ)
理学博士・財団法人中村浩志国際鳥類研究所代表理事・信州大学名誉教授。1947年長野県坂城町に生まれる、信州大学教育学部卒業、京都大学大学院で博士号を取得。信州大学教授となり、2006~2009年に日本鳥学会会長、2013年から坂城町教育委員長。2002年「山階芳麿賞」受賞。専門は鳥類生態学。おもな著書に『二万年の奇跡を生きた鳥 ライチョウ』(農山漁村文化協会)、『雷鳥が語りかけるもの』『甦れ、ブッポウソウ』(山と渓谷社)、『歩こう神秘の森戸隠』(信濃毎日新聞社)ほか多数。