「枕草子」全講読

  • 津島 知明(国学院大学講師)
講師詳細

 『枕草子』は単なる随筆ではありません。そう読める部分もありますが、清少納言が最も心血を注いだのは、中宮定子と過ごした日々を、藤原道長全盛の世に蘇らせることでした。いま記しておかなければ、忘れ去られてしまうかもしれない、かけがえのない思い出。それを確実に残してゆくには、相応の政治的配慮が必要だったと思われます。
 そうした清少納言の深謀遠慮は、残念ながら現代人には見えにくくなってしまっています。本講座では、歴史背景を詳しく検証することで、知られざる『枕草子』の神髄を解き明かしていきたいと思います。

〇最新の研究成果を取り入れながら、すべての章段を丁寧に読み進めていきます。
〇活字で読むだけでなく、くずし字にも触れてもらいます。

※今期は34段「七月ばかり」あたりから読みます。
※2019年4月に冒頭から読み始めました。途中からのご受講でもまったく支障はありません。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2019/10/2, 10/16, 11/6, 11/20, 12/4, 12/18
曜日・時間
水曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
持ち物など
<テキスト> 「新編 枕草子」(おうふう、定価2,800円+税)各自ご用意ください。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

津島 知明(ツシマ トモアキ)
1959年生まれ。国学院大学大学院(文学研究科)修了。博士(文学)。専攻は平安文学。国学院大学、青山学院女子短期大学、白百合女子大学、ほか講師。
著書に『ウェイリーと読む枕草子』(鼎書房 2002年)、『動態としての枕草子』(おうふう 2005年)『枕草子論究』(翰林書房 2014年)、
編著に『新編枕草子』(おうふう 2010年)『枕草子 創造と新生』(翰林書房 2011年)など。