鼎談・仏教3.0を哲学する2019

  • 永井均氏
  • 山下良道師
  • 藤田一照師
  • 永井 均(哲学者・日本大学教授)
  • 山下 良道 (鎌倉一法庵住職・ ワンダルマ仏教僧)
  • 藤田 一照(前曹洞宗国際センター所長)
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講師詳細

   ◆哲学者・永井均、禅僧・藤田一照、ワンダルマ僧・山下良道◆

これまで五回おこなわれた「鼎談〈仏教3.0〉を哲学する」の最初の三回分は書籍化されて、2 016年9月に出版。さまざまな立場からの反響、問題提起があった。平成から令和へ移るなか、我々が提案した仏教の区分が元号と偶然にも符合する。昭和=仏教1.0、平成=仏教2.0とみてゆくと、令和は「仏教3.0」の時代になるのか。「1.0」において、検証不可能な命題(道本圓通など)がいきなり提示された。それに反して「2.0」では、心の汚れの掃除など、その地に足がついた具体性が支持された。その二つを踏まえて「3.0」は、検証不可能に見えた「1.0」の命題を具体的に腹おちすることを目指している。その手がかりになるのが「私とは誰か」。煩悩に汚れた私ではない、もうひとつの私を、永井の<わたし>、藤田の<身>、山下の「死と復活」の観点より徹底議論していく。

この講座は終了しました
日程
2019/8/31
曜日・時間
土曜 18:00~21:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 4,104円 一般 4,752円

講師詳細

永井 均(ナガイ ヒトシ)
1951年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。千葉大学文学部教授を経て、現在、日本大学文理学部教授。専攻は、哲学及び倫理学。主な著書に、『翔太と猫のインサイトの夏休み』(ちくま文庫)、『ウィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書)、『<子ども>のための哲学』(講談社現代新書)、『私・今・そして神…開闢の哲学』(講談社現代新書)、『西田幾多郎-<絶対無とは何か>』(日本放送出版会)、『なぜ意識は実在しないのか 双書哲学塾』(岩波書店)、『マンガは哲学する』(岩波書店)、『<私>の哲学を哲学する』(講談社)、『<私>の存在の比類なさ』(講談社)、『倫理とは何か-猫のアインジヒトの挑戦』(筑摩書房)、『ウィトゲンシュタインの誤診―『青色本』を掘り崩す』(ナカニシヤ出版)、『哲学の密かな闘い』と『哲学の賑やかな呟き』(ぷねうま舎)、『哲おじさんと学くん』(日本経済新聞出版社)、『存在と時間 哲学探究1』(文藝春秋)、『世界の独在論的存在構造 哲学探究2』(春秋社)など。
山下 良道 (ヤマシタ リョウドウ )
鎌倉一法庵住職。スダンマチャーラ比丘。1956年東京生まれ。東京外語大学仏語科卒業後、曹洞宗僧侶となる。1988年アメリカのヴァレー禅堂にて海外布教活動を開始。イタリアを経由して帰国後、京都曹洞禅センター、渓声禅堂で坐禅指導。2001年ミャンマーのパオ森林僧院にてテーラワーダ仏教の比丘になり、パオ瞑想メソッドを終了。2006年スリランカ、ネパールを経由して帰国。それ以降、鎌倉一法庵を拠点として、日本各地とインドで瞑想指導。現在の立ち位置は「ワンダルマ仏教僧」。著書『青空としてのわたし』『本当の自分とつながる瞑想入門』『光の中のマインドフルネス』。共著に『アップデートする仏教』『仏教3.0を哲学する』。最新刊は『「マインドフルネス×禅」であなたの雑念はすっきり消える』
藤田 一照(フジタ イッショウ)
1954年愛媛県生まれ。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、曹洞宗僧侶となる。1987年よりアメリカ合衆国マサチューセッ ツ州にある禅堂に住持として渡米、近隣の大学や仏教瞑想センターでも禅の講義や坐禅指導を行う。2005年に帰国。2018年3月まで曹洞宗国際センター所長をつとめる。著書に『現代坐禅講義』、『禅僧が教える考えすぎない生き方』など、共著に『生きる稽古 死ぬ稽古』、『退歩のススメ』、『感じて、ゆるす仏教』、『仏教サイコロジー』など、訳書にティク・ナット・ハン『禅への鍵』、『法華経の省察』、キャロライン・ブレイジャー『自己牢獄を超えて』、ラリー・ローゼンバーグ『〈目覚め〉への3つのステップ』などがある。