ユース学生会員 ヘーゲル「法の哲学」を読む 緒論第21節から 真の意味での「自由」

  • 髙山 守(東京大学名誉教授)
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 1821年(実際は1820年)に出版されたヘーゲルの『法の哲学』は、1789年に勃発したフランス大革命以後の激動するヨーロッパのただなかで書き記された、法論、道徳論、家族論、市民社会論、国家論を含む、広い意味での「法」の充実した哲学的論著で、長い間、法哲学の聖典と言ってもいいほど重要な著作でした。これは、また、明治期の国家体制に多大な影響を与えるとともに、太平洋戦争後の象徴天皇制とも密接に関わる、私たち日本人にとってとりわけ重要な書物でもあります。これを三年ほどで通読したいと考えています。今回は、その第三回で、「緒論」の第21節から第31節までを講読します。テーマは、真の意味での「自由」です。(講師記)
*2018年10月開講

<各回カリキュラム>進度次第で変更する場合があります。
1 「§21」         自己を規定する普遍性
2 「§22§23§24」   即自かつ対自的にある意志
3 「§25§26」      主観的意志・客観的意志
4 「§27§28§29」   自由な精神の絶対的な規定
5 「§30§31」      神聖なものとしての法

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注意事項

ユース学生会員は、朝日カルチャーセンターの会員で30歳未満の学生が対象です。入会金は、学生証のご提示で半額になります(18歳以下は無料)。講座のお申し込み時に毎回学生証を確認いたします。あらかじめお電話でご予約のうえ、窓口でお手続きください。

日程
2019/7/6, 7/20, 8/3, 9/7, 9/21
曜日・時間
第1・3 土曜 15:30~17:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 8,100円 
持ち物など
<テキスト>「世界の名著 35」(中央公論社)所収、藤野渉・赤澤正敏訳「法の哲学」、もしくは、同訳「ヘーゲル 法の哲学 I 」(中公クラシックス)
その他
*教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

髙山 守(タカヤマ マモル)
 1948年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。2013年3月まで東京大学教授。現在東京大学名誉教授。日本ヘーゲル学会元代表理事。カントからヘーゲルに至るドイツ近代哲学を基盤として、目下、因果論、自由論等を展開している。著書は、『ヘーゲルを読む-自由に生きるために-』(左右社)、『ヘーゲルを読む』(放送大学教育振興会)、『ヘーゲル哲学と無の論理』(東京大学出版会)、『因果論の超克-自由の成立に向けて-』(東京大学出版会)、『自由論の構築-自分自身を生きるために-』(東京大学出版会)。