戦争新論
- 教室開催
- 西谷 修(東京外国語大学名誉教授)
第二次大戦(世界戦争)以来、個人としても集団としても〈非戦〉が基本原理になったはずです。もちろんその後も米ソの冷戦、テロとの戦争がありました。そして80年後、いま世界は平和や秩序のためには「戦うべき」という機運が広まっています。平和のための「予防戦争」?この倒錯はどこから生じてきたのか、ウクライナでの戦争、「台湾危機」を念頭に解き明かします。(講師・記)
【各回テーマ】 ※状況によって変更することもございます。
1)〈戦争〉はどう変わったか――世界戦争・冷戦・テロとの戦争、そして…
2)核兵器と情報技術・メディアと「剥き出しの生」
3)誰のための「平和と秩序」か?
[参考文献]
西谷修『夜の鼓動にふれる―ー戦争論講義』(ちくま学芸文庫)『100分de名著
ロジェ・カイヨワ「戦争論」』(NHK出版)、吉見俊哉『空爆論、メディアと戦争』(岩波書店)、E・トッド『第三次世界大戦はもう始まっている』(文春新書)etc.
- 日程
- 2023/4/20, 5/18, 6/15
- 曜日・時間
- 第3週 木曜 19:00~20:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円 一般 13,200円
- 設備費(税込)
- 495円
- その他
- 教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 西谷 修(ニシタニ オサム)
- 1950年愛知県生まれ、東京大学法学部卒業、都立大大学院仏文修士課程修了、パリ第八大学に留学、明治学院大学文学部教授、東京外国語大学大学院教授を経て現職。著書に『不死のワンダーランド』(青土社)、『夜の鼓動にふれる:戦争論講義』(ちくま学芸文庫)、『〈テロル〉との戦争』(以文社)、『アフター・フクシマ・クロニクル』、『破局のプリズム』(ぷねうま舎)など。エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ『自発的隷従論』監修。