この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。
お申し込み
19世紀の首都パリとグランド・オペラ
- 教室開催
- 澤田 肇(上智大学名誉教授)
19世紀のパリは芸術と文化が大きな輝きを放ち、ヨーロッパ中から数え切れないほどの才能ある人々が集まりました。音楽家たちもパリを目指し、オペラ座で自分の作品が上演されることを夢見ました。ナポレオン時代の帝室歌劇場から第三共和制のガルニエ宮まで、19世紀のオペラ座で圧倒的な人気を誇ったのがパリ様式の「グランド・オペラ」(フランス語の発音で「グラントペラ」)です。再評価と再上演が進む近年の状況を踏まえつつ時代の文化について触れながら、グランド・オペラの代表作をDVDやYouTubeで鑑賞していきます。 (講師・記)
※写真はメトロポリタン歌劇場開幕前の光景
<7月期スケジュール>
1 7月27日 スポンティーニ《フェルナン・コルテス》(1809)からロッシーニ《ギヨーム・テル》(1829)へ
2 8月24日 マイヤベーア:《悪魔のロベール》(1831)から《預言者》(1849)へ
3 9月28日 アレヴィ《ユダヤの女》(1835)とドニゼッティ《ファヴォリット》(1840)
<10月期の予定>
4 ヴェルディ《シチリア島の夕べの祈り》(1855)とワーグナー《タンホイザー》パリ版(1861)
5 ベルリオーズ《トロイアの人びと》(1863)とトマ《ハムレット》(1868)
6 サン=サーンス《ヘンリー八世》(1883)とマスネ《ル・シッド》(1885)
- 日程
- 2023/7/27, 8/24, 9/28
- 曜日・時間
- 木曜 10:30~12:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,999円
- 設備費(税込)
- 495円
- その他
- 教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
こんな講座も
講師詳細
- 澤田 肇(サワダ ハジメ)
- 上智大学名誉教授。1952年生まれ。パリ第3新ソルボンヌ大学大学院博士課程修了(文学博士)。上智大学にて長らく「舞台芸術論」の講義を担当。主な著書に、『フランス・オペラの魅惑 舞台芸術論のための覚え書き』(上智大学出版)、『《悪魔のロベール》とパリ・オペラ座—19世紀グランド・オペラ研究』(共著、上智大学出版)など。主な翻訳に、『二重の家庭』(『バルザック愛の葛藤・夢魔小説選集①』水声社)、『鞠打つ猫の店』(『バルザック芸術/狂気小説選集1』水声社)など。