英語の歴史と語源・6  ヴァイキングの侵攻

  • 堀田 隆一(慶応義塾大学教授)
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 シリーズ「英語の歴史と語源」では、英語という言語がたどってきた波乱に富んだ紆余曲折の歴史を、世界史的な大事件と関連づけながら追っていきます。言語の歴史には文法や発音の歴史も含まれますが、本シリーズでとりわけ注目するのは語源、つまり単語の起源です。著名な事件と単語の起源とを結びつけながら、主にイギリスを舞台とする英語の歴史物語を、全12 回にわたり、つむいでいきます。


6  ヴァイキングの侵攻(3月21日)
8世紀後半、アングロサクソン人はヴァイキングの襲撃を受けました。現在の北
欧諸語の祖先である古ノルド語を母語としていたヴァイキングは、その後イング
ランド東北部に定住しましたが、その地で古ノルド語と英語は激しく接触するこ
とになりました。こうして古ノルド語の影響下で揉まれた英語は語彙や文法にお
いて大きく変質し、その痕跡は現代英語にも深く刻まれています。ヴァイキング
がいなかったら、現在の英語の姿はないのです。今回は、ヴァイキングの活動と
古ノルド語について概観しつつ、言語接触一般の議論を経た上で、英語にみられ
る古ノルド語の語彙的な遺産に注目します。


【シリーズ「英語の歴史と語源」開講予定】
※事情により変更することもございます。
1 インドヨーロッパ祖語の故郷(終了)
2 ケルトの島(終了)
3 ローマ帝国の植民地(9 月7 日)
4 ゲルマン民族の大移動(10月12日)
5 キリスト教の伝来(11月2日)
6 ヴァイキングの侵攻
7 ノルマン征服とノルマン王朝
8 ジョン失地王とマグナカルタ
9 百年戦争と黒死病
10 大航海時代と活版印刷術
11 ルネサンスと宗教改革
12 市民革命と新世界

この講座は終了しました
日程
2020/3/21
曜日・時間
土曜 15:15~18:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 7,480円 一般 8,800円
持ち物など
プリント教材を随時教室で配布します。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
休憩あり

講師詳細

堀田 隆一(ホッタ リュウイチ)
慶應義塾大学文学部教授(英米文学専攻)。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程満期修了、英国グラスゴー大学英語学研究科博士課程修了(Ph.D.取得)。専門は英語史、歴史言語学。著書に『英語の「なぜ?」に答えるはじめての英語史』(研究社、2016年)、『英語史で解きほぐす英語の誤解 ? 納得して英語を学ぶために』(中央大学出版部、2011年)、The Development of the Nominal Plural Forms in Early Middle English (Hituzi Syobo, 2009)がある。