『日本書紀』を読む―古代国家の建国神話―

  • 関谷講師
  • 舎人親王
  • 日本書紀
  • 関谷 由一(旭川工業高等専門学校非常勤講師)
講師詳細

『日本書紀』の冒頭・「神代」巻から「神武天皇」の巻までを、現代語訳で通読する講座です。「一書」ではなく本伝部分を読み進めます。『日本書紀』は『古事記』と並び、古代日本の神話や歴史を今に伝える貴重な書物ですが、その中身は同じではありません。『日本書紀』では、天地の成立が陰陽二元論で説明される、アマテラスは「皇祖神」ではなく「日神」である、といった相違点が指摘されています。神々の誕生から初代天皇・神武の即位に至るドラマとして語られる、『日本書紀』独自の論理と神話・歴史観を読み解きます。

*テキストは特に指定しません。プリントを使います。
*なお、比較的お求めやすい『日本書紀』の口語訳に以下の2つがあります。
・岩波文庫(坂本太郎・井上光貞・家永三郎・大野晋(注)『日本書紀』1~5)=注解・読み下し・原文
・中公文庫(井上光貞(監修)/川副武胤・佐伯有清(訳)『日本書紀』上・下)=現代語訳と原文


◇スケジュール(2020年10月~2021年3月)
10月12日 神代紀①―第一段「天地開闢(かいびゃく)」~第六段「スサノオのうけい」
11月9日 神代紀②―第七段「アマテラスの天(あまの)石窟(いわや)籠り」~第九段⑴「天孫降臨の失敗」
12月14日 神代紀③―第九段⑵「天孫降臨の成功」~第十段「海幸・山幸の物語」と神武の誕生
1月11日 神武紀①―神武東征⑴・東征軍の苦戦と五瀬命の戦死、熊野への転戦
2月8日 神武紀②―神武東征⑵・吉野での勝利と「久米歌」
3月8日 神武紀③―神武東征⑶・もう一人の「天孫」との出会い、長脛彦(ながすねひこ)の打倒、大和での即位

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2020/10/12, 11/9, 12/14, 1/11, 2/8, 3/8
曜日・時間
第2月曜 月曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 13,200円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
※資料代実費

講師詳細

関谷 由一(セキヤ ユイチ)
東京都出身。2016年3月、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程を修了。現在、旭川工業高等専門学校、藤女子高等学校にて非常勤講師(国語・古典)。主要論文に「「羈旅歌」考」(『美夫君志』86号、2013年3月)、「柿本人麻呂「羈旅歌八首」の位置」(『国語国文研究』144号、2013年12月)ほか。北海道大学国語国文学会、上代文学会、萬葉学会、美夫君志会に所属。