悲劇の皇子・惟喬親王―『伊勢物語』「渚院」を読む

  • 田中講師
  • 田中 幹子(札幌大学教授)
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体制から背を向け、色好みに生きた在原業平が生涯心から仕えたのが文徳天皇の第一皇子惟喬(これたか)親王でした。惟喬親王は才能も人望もありながら、母が紀氏のため皇太子にはなれませんでした。惟喬親王と業平は親族であり、藤原氏権勢に圧されながら、風雅を愛する者同士、臣下を超える絆を結んでいました。痛みを分かち合い和歌を交わす姿を見ながら、当時の政治状況も考えてみます。

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日程
2020/2/27
曜日・時間
木曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,090円 一般 2,090円
その他
※資料代実費(100円程度)

講師詳細

田中 幹子(タナカ ミキコ)
札幌市出身。甲南女子大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。仏教大学、甲南女子大学、桃山学院大学などで非常勤講師を務め、2006年より札幌大学へ。現在、同大学文化学部教授。専門は中古、中世の和歌、物語。とくに平安から鎌倉時代の和歌や物語に見られる漢籍の影響(『白氏文集』が中心)を『和漢朗詠集』を軸に研究している。著書に『和漢朗詠集とその受容』、『和漢・新撰朗詠集の素材研究』ほか。