「白波の浜松の木の手向草」歌考 『万葉集』巻九

  • 月岡講師
  • 月岡 道晴(國學院大學北海道短期大学部教授・歌人)
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巻九1716番歌「白波の浜松の木の手向草…」は、題に「山上歌」とあり、巻一34の歌の川島皇子の歌の題の下の小字注に「或伝、山上憶良作」とあるのに対応します。この歌の実作者が山上憶良であり、憶良が皇子の歌の代作を行うのを仕事としていたことが窺えます。また、ほぼ同じ歌が最古の歌論書『歌経標式』にもあり、歌の伝承と異伝の発生について考える手がかりになります。

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日程
2020/2/10
曜日・時間
月曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,090円 一般 2,090円
持ち物など
※資料代実費(百円程度)

講師詳細

月岡 道晴(ツキオカ ミチハル)
長野県出身。國學院大學大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期単位取得。同大学院教務補助員、國學院短期大学非常勤講師、専任講師を経て現職。著書(共著)に『古事記がわかる事典』、『万葉集神事語辞典』など。上代文学会、萬葉学会、美夫君志会、古代文学会、日本文学協会の各学会に所属。また、歌人としてさまざまな雑誌・新聞等に寄稿(『歌壇』、『短歌現代』『短歌新聞』など)。著書(共著)に『太陽の舟 新世紀青春歌人アンソロジー』。