六道輪廻の世界とその救済

  • 追塩講師
  • 六道絵
  • 六道の辻(京都:六道珍皇寺)
  • 追塩 千尋(北海学園大学名誉教授)
講師詳細

仏教においては人々は成仏しない限り、迷いの世界である六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)を輪廻すると考えられています。このうち地獄がもっとも著名ですが、人間界は別として他の四道については名称は耳にしてはいても、その内実はあまり知られていないのが現状のようです。
この講座では六道の内、人間界と空間を同じくする畜生道を取り上げます。どのような罪を犯せばどのような畜生に転生するのか。また、畜生の身を脱するには、どのような功徳を積めばよいのか。このことは単純ではなく、歴史的にも変遷があるようで、かつ各時代の人々の動物観とも関係するようです。
具体的事例は古代・中世に編まれた仏教説話集に求め、そこで語られている堕畜生話あるいは動物説話を読み解いていきたいと思います。

[内容]
1、 六道輪廻の世界
2、 日本霊異記の堕畜生話
3、 今昔物語集の堕畜生話
4、 古今著聞集の動物説話
5、 沙石集の堕畜生話
6、 徒然草の畜生観

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2020/10/14, 11/11, 12/9, 1/13, 2/10, 3/10
曜日・時間
第2週 水曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 13,200円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
※資料代実費

講師詳細

追塩 千尋(オイシオ チヒロ)
北海道大学大学院文学研究科満期退学。北海道教育大学釧路校教授を経て現職。専門は日本古代・中世仏教史。「南都仏教の中世的展開」奈良時代に成立した南都仏教が、その後平安・鎌倉時代にどのような展開をしたのか について、主として西大寺を復興した叡尊とその弟子忍性を素材として研究しています。それににより、従来天台・真言及び鎌倉新仏教のみで語られがちであった平安・鎌倉仏教を見直し、日本仏教の本流を探ろうと模索している。主著『中世の南都仏教』『中世南都の僧侶と寺院』『中世南都仏教の展開』(以上、吉川弘文館) 『日本中世の説話と仏教』『中世説話の宗教世界』(以上、和泉書院)