「アイヌ史の新たな可能性」 今知りたい、アイヌ学・先住民学 完結編①

  • 加藤博文センター長・教授
  • アイヌ民族の祈り
  • ラマッ(霊魂)
  • 加藤 博文(北海道大学教授)
講師詳細

春から人気を博した北海道大学アイヌ・先住民研究センターの主要研究者によるアイヌ学・先住民研究の基礎と最新情報をお送りする講座の完結編第1話。

①「アイヌ史の新たな可能性」 2月3日(水) 18:30~ 加藤博文センター長
<内容>
アイヌ文化研究は長い歴史があるが、アイヌ民族からの視点での研究は知里真志保などを除き、その多くは和人からの視点で行われてきた。先住民研究としてアイヌ史を捉えた場合に、どのような新たな視点や北海道島独自の歴史が描くことができるであろうか。本講義では新たなアイヌ史の展望を考えてみたい。

以下、第2回以降の詳細です。

②「アイヌ民族の近世・近代史」 2月17日(水) 18:30~  谷本晃久教授
<内容>日本史でいう「近世」は江戸時代、「近代」は明治以降を指し、その画期は明治維新に置かれます。では、アイヌ民族の歴史のうえではどうでしょう。今回は、おもに和文の古文書を手掛かりに、考えをめぐらせてみます。
※この回のみ、リモート方式で行います。受講生は教室に集まっていただき、講師は別の場所からリアルタイム映像による遠隔講義を行います。質疑応答もできます。

③「北海道における多文化共生とアイヌ民族」 3月3日(水)18:30~ 北原モコットゥナシ准教授
<内容>
本年7月12日に「民族共生象徴空間」が開設されました。日本社会では、民族性のほか地域、文化、ジェンダー、健康、世代など様々な立場を持つ人々の共生が課題となっています。アイヌ文化振興の取り組みを例に、共に生きるための課題についてお話しします。

④「サイレント・アイヌ」(と自伝的民族誌の可能性) 3月10日(水)18:30~ 石原真衣助教
<内容>
日本における多文化共生に関する議論についてご紹介して、海外の先住民を取り巻く状況に触れながら、なぜ、アイヌ民族の出自を持つ人々も含めて、日本における多様な背景を持った人が「サイレント」であるのかについて、共に学びたいと存じます。また、自伝的民族誌についてもご紹介し、日本という社会を豊かなものにするために、様々なこの自伝的民族誌が有効であることについても、お話しできればと存じます。(講師談)

◇時間は18時半~20時
◇各回1回参加の場合:会員2310円、一般2530円
◇全4回通し受講の場合は:会員8,800円

お申し込み
日程
2021/2/3
曜日・時間
水曜 18:30~20:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,310円 一般 2,530円
設備費(税込)
55円
持ち物など
※資料代コピー実費別途

講師詳細

加藤 博文(カトウ ヒロフミ)
筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科を満期退学。筑波大学大学院地域研究科、島根県立大学北東アジア研究センターを経て、2001年から北海道大学大学院文学研究科北方文化論講座で考古学を担当。2010年10月から北海道大学アイヌ・先住民研究センターにて考古学担当教授に就任。北海道大学国際連携機構ロシアモスクワ・オフィス所長、ウプサラ大学考古学部客員教授、オックスフォード大学アジア考古学・芸術・文化センター客員研究員、イルクーツク国立大学名誉教授。