哲学入門 現代を生きる知恵

  • 多田講師は「クラシック音楽鑑賞へ誘い」も担当
  • 多田 圭介(藤女子大学講師)
講師詳細

10年代(2010年代)は人類史上、例がないほど急激に世界が変化した時代だと言われています。あまりに変化の速度が速く、私たちの社会の制度が追いついていないほどです。インターネットポピュリズムによって国政選挙すらハックされ、陰謀論が跋扈し、現代の私たちは情報の海で溺れそうになっています。また、情報技術の革新によって他者のリアリティも決定的に変質を被りました。ネットワークの時代である現代において「他者」は、いかにして彼(彼女)へと手を伸ばすかという問いではなく、むしろ、否応なく接続されてしまったことによる破壊と暴力にどう対峙するのかという問いに変質しました。
このような時代において私たちは、どのようにすれば世界に主体的に向き合うことができるでしょうか。そんな変化の速度が速い現代だからこそ、変わることがない人類の英知に耳を傾けてみませんか。変わることがない英知、そんなものあるのですか、と思うかもしれません。私にも分かりません。でも、日々の生活で擦り切れていると、「あるのかもしれない」という希望すら忘れてしまいそうになります。言葉と世界、自己と他者、悪、正義、モラル、暴力、欲望、こうした哲学のテーマには、古代ギリシャ以来の哲学者たちの叡智が詰め込まれています。それは普遍的なものを求めてきた人類の知的遺産です。他のあらゆる学問の、それだけではなく私たち全員にとっての生きることの根底に流れるテーマです。哲学者たちの言葉に耳を傾けて、たんなるお説教や気休めではなく、本当の意味で希望を持って生きることの意味について一緒に考えてみませんか。

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お申し込み
日程
2020/4/6, 6/1, 7/6, 8/3, 9/7, 10/5
曜日・時間
第1週 月曜 13:00~14:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 13,200円 
持ち物など
※資料代コピー実費別途
その他
※5月休講分は10月5日に補講します

講師詳細

多田 圭介(タダ ケイスケ)
北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。
藤女子大学講師。専門の哲学・倫理学の研究・講義と同時に、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員、クラシック音楽と舞台芸術に関する専門誌「さっぽろ劇場ジャーナル」編集長として、音楽評論の分野でも活躍中。新聞や雑誌等に定期的に音楽評やコラムを執筆している。曲目解説多数。得意分野は、交響曲、室内楽、現代音楽の楽曲分析、オペラ批評、社会批評。大の動物好き。