異常気象、次の大地震について考える

  • 柴田講師
  • 柴田 鉄治(ジャーナリスト)
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2年前の2018年2月、札幌カルチャーで、ズバリ「地球はおかしくなったのか」というテーマで講義した。そのときは、その2年間前、2016年の11月に東京で初雪が降り、1月に沖縄でみぞれが降り、いずれも「観測史上初めて」と気象庁が発表した。
 それだけではない。前年の2017年6月には九州北部の「観測史上初めて」という集中豪雨で多数の死者が出たり、当地、札幌でも5月に気温30度を超す真夏日があったりしたのだ。さらに、講義の直前、東京の都心で23センチの積雪があり、交通機関が大混乱したのである。
 こうした「異常気象」について、まず私が話したことは、「観測史上初めて」に驚くことはない、気象庁が観測を始めてから、まだ150年くらいしか経っていないのだ。
 地球の歴史、46憶年と比べるのもおかしいが、「観測史上初めて」はニュース価値を高める作用があり、メディアが喜んで強調する傾向があることにも、注意する必要がある。地球の歴史を振り返れば、灼熱地獄の時代もあれば、スノーボールとなったときもある。ただ、人間が原因の異常気象、地球の温暖化には、人類の責任だけに注意を払わねばならない、といったことを話した記憶がある。
 今回、また同じようなテーマを選んだのは、昨年も8月の大雨、9月の台風15号、10月の台風19号と、「激甚災害」に見舞われたことが、理由の一つである。地球温暖化をめぐるパリ協定からトランプ米大統領が脱退を表明し、日本も熱意のない「化石賞」を2度も授与されるという不名誉を与えられただけに、異常気象についてもう一度、話してみようと思ったのが第2の理由である。
 第3の理由は、地震だ。次の大地震は「南海トラフ地震だ」と言わんばかりの報道がなされているため北海道は関係ないと思っている人がいたら大間違いだ。またまた3・11東日本大震災の大失敗を繰り返す心配がある。
 地震については、大地震の原因となる「プレート・テクトニクス」理論の話を少し詳しく話してみようかと考えている。北海道は火山が多いから、もちろん、地震に絡めて火山にも触れたい。
 前回の「地球はおかしくなったのか」の講座を聴いた人はもちろんのこと、新しい受講生を歓迎したい。

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日程
2020/5/18
曜日・時間
月曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,200円 一般 2,530円
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※別途資料代実費(コピー代)が必要な場合があります。
その他
※柴田講師には、同日15時~16時半に「不祥事続きの安倍内閣が、なぜ倒れないのか」講座もご担当いただきます。併せてご受講をお勧めします。

講師詳細

柴田 鉄治(シバタ テツジ)
東京大学理学部卒。朝日新聞科学部長、社会部長などを経て、現在は科学ジャーナリスト。著書に『科学事件』など。