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『古事記』神話の世界へ
- 教室開催
- 渡部 亮一(立命館大学非常勤講師)
神々によって日本列島が産み落とされ、出雲神話を経てアマテラスの子孫に受け渡されていく…。太安万侶が記したという『古事記』には、古代日本で伝承されていた豊かな神話世界が詰まっています。個々に知られた神々やエピソードを、本講座では一つにつなぎながら読み解きます。
2023/02/18 天神御子四代目誕生――『古事記』上巻おさらい
地上に降りたアマテラスの子孫は、神と天皇の中間「天神御子」と呼ばれ、葦原中国に根を降ろしていきます。そして『古事記』上巻の最後で生まれた四兄弟。その一人のイハレビコこそ、後の初代天皇でした。天地初発からここまで、日本列島がどのように変化したのか再確認します。
2023/03/4 天神御子は大和を目指す
『古事記』はいよいよ中巻へ。九州から東へ動き出したイハレビコは、現在の東大阪市で畿内に上陸しますが、一度は敗北。兄を失い、再起をかけて紀伊半島を南下します。西日本の地名が多く登場する回で、かつての大阪平野の姿が重要な鍵に。地図や写真などで確認しながらそのストーリーを読み解きましょう。
2023/03/18 天神御子は初代「天皇」となる
熊野から現在の奈良県南部に進むイハレビコ。現地の神の助力を得て、従わない者たちを倒し、畝傍の地で宮を立てると、イスケヨリビメを后に迎えます。独自の宮で皇后を迎えることで、とうとう「天皇」に変わったイハレビコ。後に神武天皇と呼ばれるようになった王の物語を、細かく解説します。
注意事項
日程にご注意ください
- 日程
- 2023/2/18, 3/4, 3/18
- 曜日・時間
- 第3週 土曜 10:30~12:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 8,910円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- ※設備費は、教室維持費です。
- その他
- 窓口でお手続きされる方は、文学8番のちらしをご確認ください。
講師詳細
- 渡部 亮一(ワタナベ リョウイチ)
- 1970年生。立命館大学文学研究科博士課程修了。日本古代の説話や仏典注釈、万葉集などを専門とする。また花にまつわる文化史を長年にわたり雑誌連載中。古い地誌を手に、国内や台湾の街歩きも続けている。