経済学者たちの日米開戦 秋丸機関「幻の報告書」を読み解く

  • 牧野邦昭講師
  • 牧野講師が古書店で発見した秋丸機関作成の資料(昭和17年1月)
  • 牧野 邦昭(摂南大学准教授)
講師詳細

1941年、日本は真珠湾を奇襲攻撃し、太平洋戦争が始まりました。開戦前、陸軍は多くの一流経済学者たちを「秋丸機関」に動員し、米国、英国、独などの経済抗戦力の調査をおこない、そこでは日米の圧倒的な国力の差を指摘されていたにもかかわらず、開戦に踏み切りました。国策に反した報告書はすべて焼却されたというのが通説でしたが、牧野講師は報告書の一部を発見して著書で丹念な分析をおこない、今年度の読売・吉野作造賞を受賞しました。正確な情報があったにもかかわらず、指導者はなぜ無謀な開戦に傾いていったのか。南進論と北進論の対立、高リスクの集団意思決定など、混沌とした当時の状況を行動経済学などの視点から読み解きます。

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日程
2019/11/30
曜日・時間
土曜 15:30~18:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,850円 一般 4,180円
持ち物など
◆教材として資料をお配りする場合、随時実費をいただきます。
その他
◆受付窓口でお手続きの方は、ちらし1をご確認ください。
◆録音、録画、撮影は固くお断りします。
◆講座時間:15時30分~18時15分(途中休憩含む)

講師詳細

牧野 邦昭(マキノ クニアキ)
1977年生。東京大学経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。摂南大学講師を経て現職。専攻は近代日本経済思想史。著書に『戦時下の経済学者』(石橋湛山賞受賞・中公叢書)『柴田敬 資本主義の超克を目指して』(日本経済評論社)『経済学者たちの日米開戦』(読売・吉野作造賞受賞・新潮選書)。共著に『昭和史講義』(ちくま新書)など。