【教室受講】源氏物語の謎をたどる
- 教室開催
- 伊井 春樹(大阪大学名誉教授)
『源氏物語』は成立した当初から、評判の物語として多くの読者を魅了してきました。時代を経るにしたがい、すばらしい物語とますます評価が高まるにつれ、さまざまな謎や伝説が生まれ、解釈の違いによる諸説が飛び交いました。平安時代の貴族の世界から、鎌倉の武士や室町時代になると、ますます生活、風俗、習慣も異なり、本文の違いも生じ、ことばの意味も変化してきます。人々は、内容をよく理解しようとするにつれ、伝称や謎も広がり、解釈においても対立が生まれました。巻を追って物語の内容をたどり、不思議な説や解釈の違い、伝承の世界を、関連する多くの資料とともに読み解いていきます。
<各回テーマ>
1月 空蝉と軒端荻の遊びは囲碁だった(空蝉)
2月 謎めいた夕顔と三輪山伝説(夕顔)
3月 なにがしの院で起きた怪異事件の顛末(夕顔)
注意事項
・本講座はZoomウェビナーを使用したハイブリッド講座です(講師は教室)。教室受講を承ります。オンライン受講はリンク先よりお申込みください→https://www.asahiculture.jp/course/nakanoshima/e552d354-fa9d-4709-2991-6355fee47715
教室受講でお申込みの皆様にはアーカイブ動画の配信はありません。予めご了承ください。
- 日程
- 2023/1/18, 2/15, 3/15
- 曜日・時間
- 第3週 水曜 13:00~14:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,570円 一般 10,560円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- 窓口でお手続きされる方は、文学13番のちらしをご確認ください。設備費は教室維持費です。資料は実費(1枚20円)をいただきます。※設備費は、教室維持費です。
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講師詳細
- 伊井 春樹(イイ ハルキ)
- 1941年生。広島大学大学院博士課程修了、文学博士。大阪大学大学院教授、人間文化研究機構理事、国文学研究資料館館長、逸翁美術館理事、逸翁美術館館長を経て現職。著書に『一千年目の源氏物語』『世界が読み解く日本』『ゴードン・スミスの見た明治の日本』『源氏物語を読み解く100問』ほか多数。