広くて深いオペラの魅力 名作や名作曲家の影に隠れた死と愛の作品から

  • 丸山 幸子(エットレ・バスティアニーニ研究会代表、オペラ研究家)
講師詳細

後期ロマン派オペラは、人々の生きる姿や感情を、心に響く美しい旋律で劇的に表現しています。10月はビゼーの出世作『真珠採り』を。11月はチレアの『アルルの女』を。代表作『アドリアーナ・ルクヴルール』ばかりが有名ですが、こちらも切ないドラマです。12月はポンキエッリの『ラ・ジョコンダ』を。愛のために死ぬ3作品を掘り下げます。

10月23日 ビゼー『真珠採り』
人気作『カルメン』より11年半前、25歳時の作品で、情熱と旋律美と色彩感に溢れています。愛し合う二人を結ばせるため、自身の愛を断念して犠牲となって死ぬラストは感動的です。「耳に残るは君の歌声」や2重唱「聖なる神殿の奥深く」は比類のない美しさです。

11月27日  チレア『アルルの女』
希少公演を見ます。アリア「フェデリーコの嘆き」のみ知られていますが、全曲を知ることで、チレアの持ち味である甘く抒情的な美旋律とヴェリズモの緊迫感を感じることができます。

12月25日 ポンキエッリ『ラ・ジョコンダ』
ポンキエッリはヴェルディの影に隠れてしまいましたが、唯一現在まで残ったのが『ラ・ジョコンダ』です。当時のオペラの形式や要素が全て注がれた悲劇の傑作で、現在でも人気があります。多彩な場面を名歌手で見ましょう。

★★11月5日に特別講座「名歌手で楽しむ 心に響くオペラ名場面」があります★★
https://www.asahiculture.jp/course/nakanoshima/61317c45-2a85-ac3a-567c-5d22dc841814

お申し込み
日程
2019/10/23, 11/27, 12/25
曜日・時間
第4週 水曜 13:30~15:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 一般 9,900円
その他
受付窓口でお手続きの方は、ちらし10をご確認ください。

講師詳細

丸山 幸子(マルヤマ サチコ)
オペラ講演は主にエットレ・バスティアニーニ研究会で15年積み重ね、現在も継続。京都ヴェルディ協会では2018年まで10数年に亘った。他の音楽団体でも詳細レジュメ付オペラ講演を行い、掲載文多数。オペラの音楽や場面だけでなく、歴史、文学と関連する多様な作品の背景を易しく解説し、また詳しいレジュメで好評を得ている。