(長崎県協力)旅する長崎学講座 シーボルトの江戸参府紀行 ~生物学と歴史学のコラボ~
- 松尾 公則(長崎女子短期大学教授、長崎県生物学会会長)
- 本馬 貞夫(長崎県長崎学アドバイザー)
<長崎県協力 旅する長崎学講座>
長崎県は、かつて日本が異国の人々と出会った「世界への扉」。海外の文化や知識を求めて、全国から多くの人々がこの地を目指し、交流しました。「旅する長崎学」では全国や世界に誇ることができる長崎県の素晴らしい歴史・文化の魅力を紹介します。
■講座案内
オランダ商館長や外科医たちの江戸参府は、出島を出発して帰るまで100日前後かかる大旅行でした。シーボルトの場合をみてみましょう。彼が日本に来た目的は、極東の神秘の国・日本をヨーロッパに紹介することです。江戸参府は寛政以降4年に1度になっていましたから、1826年(文政九)の参府は、シーボルトにとって貴重な資料収集の機会で、文献から動植物まで膨大に集められました。
シーボルトが近畿地方で入手した生物にオオサンショウウオがあります。これを生きたままオランダに持ち帰ると衝撃的な反響が・・・。シーボルト『日本動物誌(ファウナヤポニカ)』の主役です。
■日 時:2020年 10月11日(日)13時30分~15時00分
■場 所:朝日カルチャーセンター中之島教室
■講 師:【生物学】松尾 公則 (まつお たかのり)氏
(長崎女子短期大学幼児教育学科教授)
○長崎女子短期大学幼児教育学科教授。福岡教育大学教育専攻科理科専
修卒。「長崎県における両生・爬虫類、哺乳類の分布と生態」を研究。
○長崎ケーブルメデイア「カエル先生のいきもの交遊録」が第55回ギ
ャラクシー賞(2018)報道活動部門優秀賞受賞!(2018)
○著書 『長崎県の両生・爬虫類』『長崎県の哺乳類』
(長崎新聞社 2004・2010)
【歴史学】本馬 貞夫 (ほんま さだお)氏
(長崎学アドバイザー)
○長崎県長崎学アドバイザー。山口大学文理学部国史専攻卒。長崎県立
高等学校教諭、県立長崎図書館副館長兼郷土課長、長崎県参与などを
経て現職。
○著書 『貿易都市長崎の研究』(九州大学出版会 2009)
○中日新聞・東京新聞系列紙に「キリシタンの里 奇跡の信仰史」を連
載した(2018~2020)。
- 日程
- 2020/10/11
- 曜日・時間
- 日曜 13:30~15:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 2,750円 一般 2,750円
- 設備費(税込)
- 110円
- 持ち物など
- ◆当日は、マスクの着用をお願いいたします。
◆筆記用具をお持ちください。
◆設備費は、教室維持費です
こんな講座も
講師詳細
- 松尾 公則(マツオ タカノリ)
- 1951年生。福岡教育大学を卒業後、長崎県内の公立高等学校に勤務。平成23年、定年退職後、長崎女子短期大学の非常勤講師を勤め、平成28年4月から特別専任教授となり、現在に至る。長崎県の両生・爬虫・哺乳類の分布と生態について調査を継続しており、著書として、長崎県の両生・爬虫類(2005)、長崎県の哺乳類(2010)等がある。長崎ケーブルメディア「カエル先生のいきもの交遊録」が第55回ギャラクシー賞・報道活動部門優秀賞受賞(2018)。
- 本馬 貞夫(ホンマ サダオ)
- 長崎県長崎学アドバイザー。長崎県生まれ。山口大学文理学部国史専攻卒。長崎県立高等学校教諭、県立長崎図書館副館長兼郷土課長などを経て現職。著書 『貿易都市長崎の研究』(九州大学出版会 2009)ほか