伊勢・伊賀の前期古墳
  • 教室開催

  • 復原整備された宝塚1号墳
  • 広瀬 和雄(国立歴史民俗博物館名誉教授)
講師詳細

伊勢・伊賀の古墳時代前期には、著名な大型前方後円墳が2基存在します。松阪市の宝塚1号墳は、墳丘と土橋で連結した造り出しに、多種多彩な形象埴輪が置かれます。なかでも船形埴輪は、蓋・大刀・儀仗を立てるもので、造り出しでの儀礼を彷彿とさせます。ついで、伊賀市石山古墳の後円部には3体が同時埋葬され、墓壙の直上に、円筒埴輪列で内方外円区画がつくられます。そして、ここにも家・蓋・靫・盾形などの形象埴輪がならべられます。そこからは天円地方の観念をふくめた、前方後円墳祭祀の本質を考える手がかりが得られます。ほかに、前方後方墳もたくさんつくられています。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

この講座は終了しました
日程
2021/7/16, 8/20, 9/17
曜日・時間
金曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
※教材として資料をお配りする場合、随時実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。
その他
窓口でお手続きされる方は、歴史2のチラシをご確認ください。

講師詳細

広瀬 和雄(ヒロセ カズオ)
1947年京都府生まれ。同志社大学卒業。日本考古学専攻(弥生・古墳時代の政治構造の研究)。文学博士(大阪大学)。大阪府教育委員会や大阪府立弥生文化博物館での勤務、奈良女子大学大学院教授、国立歴史民俗博物館教授を経て現職。主な著書に『古墳時代政治構造の研究』(塙書房、2007年)、『日本考古学の通説を疑う』(洋泉社新書、2003年)、『前方後円墳国家』(角川選書、2003年)、『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010 年)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書、2010年)など。共編著に『季刊 考古学 117号』(雄山閣、2011年)、『古墳時代〈上〉〈下〉』(青木書店、2011年)、『前方後円墳とはなにか』(中公叢書、2019年)など。