播磨の中・後期古墳

  • 広瀬 和雄(国立歴史民俗博物館名誉教授)
講師詳細

「王者の棺」の長持形石棺をもった壇場山(だんじょざんん)古墳と玉丘古墳が、播磨を代表する中期の前方後円墳である。前者にはおなじく長持形石棺をそなえた大型方墳の山之越古墳が随伴する。また行者塚古墳の造り出しには多種多彩な形象埴輪がならべられる。後期になると、これら大型前方後円墳は姿を消し、横穴式石室の小型前方後円墳が多数、併立する。しかも、西暦600年前後から揖保川中流域では、巨石墳の那波野(なばの)古墳などを中軸にした政治センターが設置される。このような政治的色彩を色濃く見せる中・後期古墳から、播磨の5~7世紀の歴史を繙くのが、今回の講義の目的である。

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お申し込み
日程
2021/4/16, 5/21, 6/18
曜日・時間
金曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
※教材として資料をお配りする場合、随時実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。
その他
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講師詳細

広瀬 和雄(ヒロセ カズオ)
1947年京都府生まれ。同志社大学卒業。日本考古学専攻(弥生・古墳時代の政治構造の研究)。文学博士(大阪大学)。大阪府教育委員会や大阪府立弥生文化博物館での勤務、奈良女子大学大学院教授、国立歴史民俗博物館教授を経て現職。主な著書に『古墳時代政治構造の研究』(塙書房、2007年)、『日本考古学の通説を疑う』(洋泉社新書、2003年)、『前方後円墳国家』(角川選書、2003年)、『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010 年)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書、2010年)など。共編著に『季刊 考古学 117号』(雄山閣、2011年)、『古墳時代〈上〉〈下〉』(青木書店、2011年)、『前方後円墳とはなにか』(中公叢書、2019年)など。