アイヌ学入門 アイヌとはどのような人びとなのか

  • アイヌの衣装(旭川市博物館)
  • 熊に仮装するカムイ(神)(黒瀬久子画・旭川市博物館)
  • 瀬川拓郎講師
  • 瀬川 拓郎(札幌大学教授)
講師詳細

アイヌ民族の人たちは、北海道を中心に、東北地方や千島列島、カムチャッカ半島南端などに暮らしていました。10世紀以降は、本州への交易品であった毛皮や鮭、高価な矢羽根として珍重されたオオワシの尾羽などの狩猟に従事し、その交易範囲は日本全国に及び、食や服飾文化に大きな影響を与えました。15世紀半ばには、北方の産物を求め北海道へ移住した和人との戦いに破れ、松前藩の支配下におかれます。150年前、蝦夷地は北海道と命名され、明治政府はアイヌの同化政策を進めました。近年のDNA研究では、縄文人とのつながりが指摘され、アイヌの精神文化には日本古来の祭祀の影響がみられると瀬川講師は言います。アイヌとはどのような人々なのか。その歴史と多様な文化を解説します。

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日程
2019/9/14
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,348円 一般 3,672円
持ち物など
◆教材として資料をお配りする場合、随時実費をいただきます。
その他
◆受付窓口でお手続きの方は、ちらし1をご確認ください。
◆録音、録画、撮影は固くお断りします。

講師詳細

瀬川 拓郎(セガワ タクロウ)
1958年生。岡山大学卒業。博士(文学・総合研究大学院大学)。専門は考古学、アイヌ史。旭川市博物館館長を経て、現職。著書に『アイヌ・エコシステムの考古学』(北海道出版センター)、『コロボックルとはだれか-中世の千島列島とアイヌ伝説』『アイヌの沈黙交易-奇習をめぐる北東アジアと日本』(新典社新書)、『アイヌの歴史―海と宝のノマド』『アイヌの世界』(講談社選書メチエ)、『アイヌ学入門』(講談社現代新書・古代歴史文化大賞受賞)、『アイヌと縄文-もうひとつの日本の歴史』(ちくま新書)、『縄文の思想』(講談社現代新書)など多数。