【教室受講】決定版加耶史  
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  • 田中 俊明(滋賀県立大学名誉教授)
講師詳細

朝鮮半島東南部にあった加耶諸国は、古代の日本にとって最も近い外国であり、進んだ文化の窓口でした。特に加耶の南部がそれにあたります。しかし加耶の諸国は、最後までひとつにまとまることなく、百済と新羅とに分割されて消滅します。その短い興亡史について詳細にみていきます。今回のシリーズを、加耶史の決定版にしたいと考えています。

27910月6日 決定版加耶史①首露王降臨
加耶のなかで有力であった2つの大加耶がある。金官国と伴跛国である。加耶の始祖神話は、この2つの国に伝わるのみで、金官国の始祖が首露王である。天孫降臨神話であり、卵生神話である。伴跛国の始祖は加耶山の山の神と天神とのあいだに生まれる。

28110月20日 決定版加耶史②加耶のはじまり
加耶ということばは、四世紀からみられる。それ以前は、韓であり、特に弁韓の地域が中心である。その韓がどのようにして加耶に変わっていくのか。韓から加耶への変化を追究し、加耶のはじまりについて考える。

28311月17日 決定版加耶史③任那とは何か
日本では加耶諸国のことを任那とよび、しかもミヤケを置いていたところとして記されている。しかし任那とは金官国の別名にしか過ぎず、なぜ広く用いられたのか。なぜミヤケを置いたとしたのか。かつての日本で通説であった加耶史観について考える。

28412月1日 決定版加耶史④金官国と倭国
歴史的な事実としての加耶と日本との関わりは、任那の別名のある金官国との間で始まる。そこが最も近い加耶であり、その滅亡まで古代日本の文化の流入口であった。そうした金官国と倭国との関わりの始まりについて考える。

28612月15日 決定版加耶史⑤372年体制の成立
360年代に、百済が高句麗と敵対する必要から、友好な勢力を南に、さらに東に求める。海路、金官国までやってきて、そこで倭国と出会うことになる。372年とは、加耶の南部と、百済・倭の同盟の成立であり、その後も維持される構図がここから始まる。

お申し込み

注意事項

・教室でのご受講を承ります。(本講座は教室受講またはオンライン受講のどちらかを選ぶハイブリッド講座です、講師は教室)。
オンライン受講は別のリンク先よりお申込みください→https://www.asahiculture.jp/course/nakanoshima/abd003ee-7c1f-0073-2251-62de41bd56d4
・教室受講でお申込みの皆様にはアーカイブ動画の配信はありません。予めご了承ください。

日程
2022/10/6, 10/20, 11/17, 12/1, 12/15
曜日・時間
木曜 13:00~14:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 15,400円 一般 17,050円
設備費(税込)
550円
持ち物など
こちらは教室受講です、アーカイブ動画の配信はございません。
※教材としてプリントをお配りする場合はコピー代の実費をいただきます。
その他
窓口でお手続きされる方は、歴史49のちらしをご覧ください。

講師詳細

田中 俊明(タナカ トシアキ)
1952年生。京都大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程認定修了。堺女子短期大学講師・助教授を経て、滋賀県立大学助教授・教授。2019年3月退職。『大加耶連盟の興亡と「任那」』吉川弘文館、『古代の日本と加耶』山川出版社、『韓国の古代遺跡1・2』『高句麗の歴史と遺跡』(ともに東潮との共著)中央公論社。