【教室受講】石上・豊田古墳群を考える
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  • 広瀬 和雄(国立歴史民俗博物館名誉教授)
講師詳細

奈良盆地東南部の石上・豊田古墳群(天理市)は、前方後円墳や大型方墳で巨石墳の石上大塚古墳、ウワナリ塚古墳、ハミ塚古墳と、直径10~20mで小型の横穴式石室をもった多数の円墳とで構成された、百数十基からなる大型の古墳群です。ここでは畿内中枢の有力首長層と、政治的実務を執行した数十の中間層が、一個の共同墓域で一体的に親縁性をあらわしています。中央政権を運営した一大政治集団の古墳群の分析をとおして、6・7世紀の古墳時代の政治構造を考えようというのが、今回の講義の目的です。

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注意事項

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日程
2023/1/27, 2/17, 3/17
曜日・時間
金曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
※教材として資料をお配りする場合、随時実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。
その他
窓口でお手続きされる方は、歴史2のチラシをご確認ください。

講師詳細

広瀬 和雄(ヒロセ カズオ)
1947年京都府生まれ。同志社大学卒業。日本考古学専攻(弥生・古墳時代の政治構造の研究)。文学博士(大阪大学)。大阪府教育委員会や大阪府立弥生文化博物館での勤務、奈良女子大学大学院教授、国立歴史民俗博物館教授を経て現職。主な著書に『古墳時代政治構造の研究』(塙書房、2007年)、『日本考古学の通説を疑う』(洋泉社新書、2003年)、『前方後円墳国家』(角川選書、2003年)、『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010 年)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書、2010年)など。共編著に『季刊 考古学 117号』(雄山閣、2011年)、『古墳時代〈上〉〈下〉』(青木書店、2011年)、『前方後円墳とはなにか』(中公叢書、2019年)など。