広くて深いオペラの魅力 ギリシャ神話と聖書から題材を得た傑作~異なる音楽様式の3作品から

  • 丸山 幸子(エットレ・バスティアニーニ研究会代表、オペラ研究家)
講師詳細

4月は18世紀後半、オペラ改革者と言われたグルックの『オルフェオとエウリディーチェ』を。5月はヴェルディを一躍有名にした19世紀中半の『ナブッコ』から。6月はR・シュトラウスの管弦楽の響きが冴えわたる20世紀初頭の『サロメ』を。これらは初演時、大きく注目されました。音楽とドラマをわかりやすく解説し、名歌手で楽しみます。

①4月22日  『オルフェオとエウリディーチェ』は、オペラ発祥時からの演目です。グルックはこのギリシャ神話の象徴的題材で、ドラマと音楽の密着という画期的な改革を行いました。バロック・オペラのアリア中心や管弦楽法を見直し、格調高い古典派オペラを作り出しました。

②5月27日   『ナブッコ』は旧約聖書劇で、情熱とエネルギーに溢れています。ヴェルディは当時のロマン派とアリアの様式に則って作曲していますが、その音楽は人の心に響き、形式や様式を超えた褪せない力があります。

③6月24日  『サロメ』は新約聖書から取られた強烈な題材で、R・シュトラウスがヴァーグナーと比肩できる新しい音楽を作り出そうとした気迫が感じられます。後期ロマン派と近代音楽が混ざり、妖艶さ、官能美に包まれた傑作で、歌唱部分と大編成オーケストラの色彩豊かな音色は、輝いています。

お申し込み
日程
2020/4/22, 5/27, 6/24
曜日・時間
第4週 水曜 13:30~15:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 一般 9,900円
設備費(税込)
330円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です 
その他
受付窓口でお手続きの方は、ちらし11をご確認ください。

講師詳細

丸山 幸子(マルヤマ サチコ)
オペラ講演は主にエットレ・バスティアニーニ研究会で15年積み重ね、現在も継続。京都ヴェルディ協会では2018年まで10数年に亘った。他の音楽団体でも詳細レジュメ付オペラ講演を行い、掲載文多数。オペラの音楽や場面だけでなく、歴史、文学と関連する多様な作品の背景を易しく解説し、また詳しいレジュメで好評を得ている。