ロワールの谷のロマネスクを訪ねて
シリーズ-ロマネスクの大地・北から南へ
- 教室開催
- 池田 健二(美術史家)
フランスの北部、ロワール川とその数多くの支流が刻んだ浅い谷は、ロワールの谷の名で呼ばれています。ロマネスクの時代、この地ではカペー家とプランタジネット家が勢力を争い、数多くの城砦が築かれましたが、同時に、多数の教会や修道院も建設されました。サンティヤゴ巡礼の「トゥールの道」もこの谷を通っていました。そのため、ロワールの谷には豊かなロマネスク芸術が開花することになります。白い石灰岩で築かれた数々の優美な教会や、自在な表現を持つ柱頭彫刻がこの時代の遺産です。講座では、この谷のロマネスク教会を丁寧に訪ねてまわり、その芸術の魅力を探求します。
1.ロワールの谷のロマネスクⅠ(東部)
2.ロワールの谷のロマネスクⅡ(西部)
- 日程
- 2023/6/30
- 曜日・時間
- 金曜 13:00~16:45
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 6,600円 一般 7,260円
- 設備費(税込)
- 110円
- 持ち物など
- ※設備費は、教室維持費です。
- その他
- 窓口でお手続きされる方は、芸術3のちらしをご確認ください。
別途資料代がかかります。(300~400円)
途中休憩あり。
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講師詳細
- 池田 健二(イケダ ケンジ)
- 1953年広島県尾道市生まれ。上智大学文学部史学科卒。同大学大学院博士課程修了。 専攻はフランス中世史、中世美術史。91年より毎年『ロマネスクの旅』を企画し全ヨーロッパのロマネスク教会を詳細に調査する。上智大学や茨城キリスト教大学などで長年にわたり歴史や美術史を講義する。訳書に『ヨーロッパ中世社会史事典』(藤原書店)、共訳書に『中世の身体』『中世とは何か』『ヨーロッパの中世-芸術と社会』(藤原書店)、『ロマネスクの図像学』『ゴシックの図像学』(国書刊行会)、著書に『フランス・ロマネスクへの旅』『イタリア・ロマネスクへの旅』『スペイン・ロマネスクへの旅』(中公新書)。