気候変動から読みなおす日本史 私たちの祖先はいかに対峙してきたのか

  • ヒノキの年輪円盤(1132年・平安末期からの気候がわかる)
  • 中塚武講師
  • 中塚 武(名古屋大学大学院教授)
講師詳細

近年、遺跡から出土する木材などの年輪の酸素同位体比を用いて、日本列島における過去数千年に及ぶ気候の変化を、1年単位で正確に復元する研究が進んでいます。そのデータを、先史・古代から現代までのさまざまな文献史料や考古資料と対比することで、気候変動がいかに日本の歴史を左右してきたのかが明らかになり、新たな発見が生まれています。卑弥呼はなぜ歴史に名を残したのか、平家は驕っていたから滅びたのか、幕末の歴史は大河ドラマに描かれる通りだったのか等々、気候変動に伴う災害や飢饉に連動して起きたと考えられる社会の転換の実例を具体的にとりあげ、これまでとは異なる視点で日本史を読み解きます。

受付一時中止
日程
2020/4/18
曜日・時間
土曜 13:30~16:45
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,380円 一般 7,040円
設備費(税込)
110円
持ち物など
◆教材として資料をお配りする場合、随時実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。
その他
◆受付窓口でお手続きの方は、ちらし1をご確認ください。
◆録音、録画、撮影は固くお断りします。

講師詳細

中塚 武(ナカツカ タケシ)
1963年生。京都大学理学部卒業。名古屋大学大学院理学研究科博士課程満了。博士(理学)。名古屋大学水圏科学研究所助手、北海道大学低温科学研究所助教授を経て、名古屋大学環境学研究科教授。専門は同位体地球化学、古気候学。近年は、樹木年輪セルロースの酸素同位体比による高分解能古気候復元の技術を用いて、縄文時代以来の気候変動と人間社会の関係を年単位で解明する「気候適応史」プロジェクトに取り組んできた。近著に『気候変動から読みなおす日本史』(臨川書店・全6巻)など。