【教室受講】マーク・トウェインの文学世界 トムとハックのアメリカ
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  • 里内克巳講師
  • 里内 克巳(大阪大学言語文化研究科 教授)
講師詳細

現在、19世紀アメリカの文学者のなかで、マーク・トウェインほど知名度のある作家はいないだろう。特に代表作である『トム・ソーヤーの冒険』とその続編『ハックルベリー・フィンの冒険』の場合、子供向けに書き直されたものを幼い頃に読んだり、アニメ化されたものを観たりなど、何らかの形で触れたことがある人は多いはず。おそらく最も親しまれてきたアメリカ小説の古典と言えるが、その一方、文学作品としてどれくらい丁寧に読まれてきただろうか。
 原作は、子供が読むより大人が読んで初めて面白さが分かるたぐいの、人間への洞察と社会風刺に満ちている。またこれらの小説は、トウェインの実人生を素材にしている。この作家のユニークな経歴を知れば知るほど、またアメリカという国の歴史的背景を知れば知るほど、作品は深みと魅力を増す。
 今回の一連の講義では、翻訳を使って『トム・ソーヤー』と『ハック・フィン』を丁寧に(そして楽しく)読み進め、各作品の読みどころを考えていく。原作はどのような英語で書かれているかについても、無理のない範囲で確かめていく。また、未発表の作品や自伝などを手掛かりにしての研究で最近明らかになってきた、作家の複雑な実像についても、適宜ご紹介したい。(講師記)
和訳を中心に読み進めます。英語のレベルは問いません。

お申し込み
日程
2021/7/23, 8/27, 9/24
曜日・時間
第4週 金曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 9,900円
設備費(税込)
330円
持ち物など
持ち物:テキストとして柴田元幸訳『トム・ソーヤーの冒険』(新潮文庫)を使用します。
各自お手元にご準備ください。
筆記用具、資料をお配りする場合、実費をいただきます。
その他
窓口でお手続きされる方は、チラシをご覧ください。
6か月コースの前半3回です。
和訳を中心に読み進めます。英語のレベルは問いません。

講師詳細

里内 克巳(サトウチ カツミ)
1963 年生。京都大学大学院文学研究科修了。現在は大阪大学言語文化研究科教授。専門 はアメリカ文学(特にマーク・トウェイン、エスニック文学、自伝文学など)。著作は『多文 化アメリカの萌芽』(彩流社、2017年、単著)、マーク・トウェイン『それはどっちだったか』 (彩流社、2015年、翻訳)、『〈連載版〉マーク・トウェイン自伝』(彩流社、2020年、翻訳)、 『バラク・オバマの言葉と文学』(彩流社、2011 年、編著)など。