【オンライン受講】イタリア美術で学ぶ「モチーフ」の意味
(7~9月 後半3回)
- 教室・オンライン同時開催
- 木村 太郎(大阪芸術大学・神戸女学院大学非常勤講師、美術史家)
小鳥を携えた貴族。ブドウを抱えた聖母。イタリアをはじめとする西洋の美術作品には、動物や植物、果物など、さまざまな「モチーフ」がよく登場します。作品を鑑賞するとき、これらは単に画面に彩りを与える飾りとして見逃されてしまうことが多いですが、実は作品に深みや奥行きを与える何らかの意味を担っている場合がよくあります。
たとえば、ブロンツィーノが描いた《ヒワを持つジョヴァンニ・デ・メディチの肖像》の幼児は、手に小鳥(ヒワ)を持ち、赤いサンゴのペンダントを身に着けていますが、これらのモチーフはいずれもキリストの受難と死を意味するもので、そこからは彼が将来キリスト教の聖職者になることをこの歳ですでに期待されていた事実が見えてきます。
こうした「モチーフ」の意味を知ると、美術作品を鑑賞する時間はよりいっそう面白く豊かなものになります。作品を「見る」だけでなく「読む」こともできるようになるからです。この講座では、イタリアの多彩な美術作品を取り上げながら個々の「モチーフ」がどのような意味を持つのかを学びます。
※こちらは【オンライン受講】のお申し込みページです。お間違いのないようにご注意ください。
第4回(7月) 植物と果物-ユリ、バラ、ブドウなどに隠された意味
第5回(8月) その他のモチーフ①-矢、鎌、車輪などに隠された意味
第6回(9月) その他のモチーフ②-仮面、鏡、楽器などに隠された意味
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- 日程
- 2022/7/12, 8/9, 9/13
- 曜日・時間
- 第2週 火曜 10:00~11:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,240円 一般 10,230円
- その他
- この講座は6カ月コースの後半です。
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講師詳細
- 木村 太郎(キムラ タロウ)
- 2007年、大阪芸術大学大学院博士課程修了。2012年からピサ大学美術史学科留学(イタリア政府給費留学生)。専門はイタリア・バロック絵画史。著書に『カラヴァッジョを読む-二点の通称《洗礼者聖ヨハネ》の主題をめぐって』(三元社、2017年)、共著に『天空のアルストピア-カラヴァッジョからジャンバッティスタ・ティエポロへ』(ありな書房、2021年)。