広くて深いオペラの魅力
煌めく旋律美の魅惑
- 教室開催
- 丸山 幸子(エットレ・バスティアニーニ研究会代表、オペラ研究家)
4月はモーツァルトのオペラの音楽美では、最高と評される『コジ・ファン・トゥッテ』を。5月は旋律美でドラマを進展させるドニゼッティの数々の名作のひとつ『ルクレツィア・ボルジア』の悲劇を。6月はこれほど美旋律に溢れた曲は他にないと言われ、またベッリーニの白鳥の歌となった『清教徒』を。作品と歴史背景を詳しく話し、楽しんでいただきます。
①4月27日 不朽の名作『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』に続く音楽美の総仕上げ的作品。喜劇の中に、恋愛について考えさせられる深さを持っています。モーツァルトの格調ある音楽美のシャワーに酔います。
②5月25日 近世史劇とベルカント・オペラで大きな功績を残したドニゼッティ得意の分野で、ユゴーの戯曲から採られています。ルクレツィアは多くの著作物があるように、人々の関心を引いた時の人でした。激しく、時に切ない旋律で劇的に展開していきます。
③6月22日 清教徒軍と王党派の戦いを背景に、ヒロインは敵と味方の間で翻弄させられ、狂乱していきます。この姿を、気高くも比類ない旋律美で歌いあげます。ドラマの進展と共に、次から次とベルカントの美しい歌唱が押し寄せます。史実背景などをわかりやすく話し、楽しんで頂きます。
- 日程
- 2022/4/27, 5/25, 6/22
- 曜日・時間
- 第4週 水曜 13:30~15:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,009円 一般 9,999円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- 資料代(各回100円ほど)
※設備費は、教室維持費です
- その他
- 受付窓口でお手続きの方は、ちらし9をご確認ください。
この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。
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講師詳細
- 丸山 幸子(マルヤマ サチコ)
- オペラ講演は主にエットレ・バスティアニーニ研究会で15年積み重ね、現在も継続。京都ヴェルディ協会では2018年まで10数年に亘った。他の音楽団体でも詳細レジュメ付オペラ講演を行い、掲載文多数。オペラの音楽や場面だけでなく、歴史、文学と関連する多様な作品の背景を易しく解説し、また詳しいレジュメで好評を得ている。