30年目に問う「天安門事件」 その時、北京で何が起こったのか

  • 加藤 千洋(ジャーナリスト・平安女学院大学客員教授)
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1989年春から夏にかけ、北京の天安門広場を中心に盛り上がった学生と市民の50日間の民主化要求運動。当局は6月3日夜から4日未明にかけ、人民解放軍を動員し、非暴力の運動を武力鎮圧しました。この過程で319人(当局発表)もの犠牲者が出た「天安門事件」です。それから間もなく30年――。事件を広場近くのホテルの窓から目撃し、無我夢中でスケッチしたのは作家、水上勉でした。当局の厳しい報道規制により中国現代史のタブーとなった悲劇ですが、その時、北京では何が起きていたのか。水上のスケッチなども紹介しながら、現場で取材していた講師が、運動の経緯と結末を30年の時を経て再考します。

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日程
2019/5/31
曜日・時間
金曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,916円 一般 3,456円
その他
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講師詳細

加藤 千洋(カトウ チヒロ)
1947年生。東京外国語大学卒業。72年 朝日新聞社入社。北京特派員、論説委員、アジア総局長(バンコク)、中国総局長(北京)、外報部長、編集委員を歴任。2010年~2018年3月、同志社大学大学院教授。1999年、一連の中国報道でボーン上田記念国際記者賞受賞。2004年~2008年10月までテレビ朝日系「報道ステーション」でコメンテーターを務める。現在、平安女学院大学客員教授、同志社大学南シナ海研究センター嘱託研究員。著書に『中国の「一人っ子政策」 現状と将来』(1991年 岩波書店)『北京&東京 報道をコラムで』(2004年 朝日新聞社)、『加藤千洋の中国食紀行 うまいを知れば「素顔の中国」が見えてくる』(2005年 小学館)、『胡同の記憶-北京夢華録』(2003年 平凡社)、最新の翻訳書として『私は中国の指導者の通訳だった 中日外交最後の証言』(2015年 岩波書店)がある。