大嘗祭 謎の「久米舞」

  • 光田 和伸(元国際日本文化研究センター准教授)
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新天皇一代一度の大祭「大嘗祭」。その掉尾を飾って豊明節会に「久米舞」という不思議な舞が舞われます。歌われる歌は古事記・日本書紀にも登場する「久米歌」、「神武天皇」の大和入りに際して直属の軍事集団「久米族」によって歌われた、折り紙付きの日本最古の歌の1つです。まさに「天皇制の開始と共にあった歌舞」であり、通常は久米氏の服属儀礼を今に伝えると説明されます。だが、久米氏は応神仁徳朝のころまでに大和王権の中枢から外れ大伴氏と佐伯氏にとって代わられる。しかしこの舞は、なお両氏族によって演じられ、しかもその名称は「久米舞」なのです。地方に隠棲しながら抜きがたい力を保持した「久米族」の記憶、その謎を解き明かします。

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日程
2019/10/21
曜日・時間
月曜 16:00~17:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,300円
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講師詳細

光田 和伸(ミツタ カズノブ)
1951年生。京都大学国文・ドイツ文学科卒業。同大学助手・武庫川女子大学助教授を経て1995年4月~2016年3月まで国際日本文化研究センター研究員。著書に『平野法楽連歌』(和泉書院・共著)『竹林抄』(岩波書店・共著)など。