新羅の考古学
- 東 潮(徳島大学名誉教授)
新羅は4世紀半ばに建国し、版図を拡大します。562年に加耶諸国、660年に百済、668年に高句麗が滅び、統一新羅国家が成立しました。墓制の積石木槨墳、官位制などから、新羅王権の特質をさぐり、唐の冊封体制、真德王と唐太宗昭陵十四国蕃君長、唐・新羅の百済戦争、唐の羈縻政策(熊津都督府、鶏林大都督府設置)、遣新羅使、新羅仏教と白鳳寺院、新羅金京と藤原京など、新羅と唐、倭(日本)との国際関係について考えます。
①1月25日 【3~4世紀】辰韓・斯盧国から新羅国の成立
②2月22日 【5~6世紀】新羅の王権と王陵~炤知麻立干から真興王の時代
③3月22日 【7世紀】新羅の国際関係~真德王から文武王の時代
- 日程
- 2021/1/25, 2/22, 3/22
- 曜日・時間
- 第4 月曜 13:00~14:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,240円 一般 10,230円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- ※設備費は、教室維持費です。
- その他
- 窓口でお手続きされる方は、歴史23のちらしをご確認ください。
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講師詳細
- 東 潮(アズマ ウシオ)
- 1946年生まれ。九州大学大学院博士課程修了。専門は東アジア考古学。橿原考古学研究所、徳島大学教授を経て、現在、徳島大学名誉教授。↓↓主な著書に『高句麗壁画と東アジア』(学生社)、『邪馬台国の考古学-魏志東夷伝が語る世界-』(角川選書)、『倭と加耶の国際関係』(吉川弘文館)、『高句麗考古学研究』(吉川弘文館)、『古代東アジアの鉄と倭』(渓水社)、「新羅金京の坊里制再論」『百済と周辺世界』(チニンジン)ほか。↓↓