纒向学講座(18) 弥生から古墳へ-変革と時代区分論
- 教室開催
桜井市纒向学研究センターは昨年度10周年を迎え、昨年、10周年記念論集『纒向学の最前線』を刊行し、研究面でも新たなステージに入りました。
この講座もいよいよ第Ⅲ期。「纒向学の最前線」 を掲げて、より多彩な最前線の研究をご紹介していきたいと思います。初回は、纒向遺跡を歴史の変革と時代の流れの中でどう捉えるのか。まずは、時代区分論に関わる大きなテーマです。 「弥生時代から古墳時代へ」。この重要な変革を考える上で、纒向遺跡の存在とはどのようなものでしょうか。3名の考え方や視点の異なる考古学者が、それぞれの立場からこのテーマに迫ります。そこから、纒向遺跡がこの国の歴史の画期に関わる重要な遺跡であることが改めて確認できるものと思います。(寺沢講師記)
大阪・中之島教室でのみ開催です。(オンラインはございません)
4/8 森岡秀人先生 (桜井市纒向学研究センター共同研究員)
「考古学の時代区分と纒向遺跡論」
5/13 小山田宏一先生 (大阪府立狭山池博物館館長)
「纒向王権とヤマト王権」
6/10 寺澤 薫先生 (桜井市纒向学研究センター所長)
「纒向遺跡と古墳時代論」
注意事項
大阪・中之島教室のみでの開催です。オンラインはございません。
- 日程
- 2023/4/8, 5/13, 6/10
- 曜日・時間
- 第2週 土曜 10:30~12:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 8,910円 一般 9,900円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- 教材としてプリントを配布する場合は、コピー代の実費をいただきます。
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講師詳細
- 寺澤 薫(テラサワ カオル)
- 1950年東京都生まれ。同志社大学文学部卒業。シルクロード学研究センター、国際日本文化研究センター(客員)、奈良県教育委員会、奈良県立橿原考古学研究所調査研究部長などをへて現職。主な著書に『王権誕生』(講談社)、『青銅器のマツリと政治社会』『王権と都市の形成史論』『弥生時代の年代と交流』(吉川弘文館)ほか。
- 小山田 宏一(コヤマダ コウイチ)
- 1955年。同志社大学文学部卒業後、大阪府教育委員会、大阪府立弥生文化博物館、大阪府立狭山池博物館に勤める。大阪府退職後、奈良大学文学部文化財学科教授を経て現在、大阪府立狭山池博物館館長。専門は考古学。
- 森岡 秀人(モリオカ ヒデト)
- 1952年生。中学・高校と歴史研究部に入り、関西大学文学部史学科に進む。考古学研究室では末永雅雄、横田健一、網干善教など諸先生に師事。高松塚古墳の発掘で壁画と対面。詳しく調査する。弥生文化の研究や大坂城石切場の研究など幅広い分野をもつ。