【教室受講】いつから狐は化けたのか 都市・仏教と怪異
怪異と“生きもの” ~怪異学入門 (東アジア恠異学会協力講座)
- 教室開催
- 久禮 旦雄(京都産業大学准教授)
「怪異学」はフシギなコトやモノについて歴史や文学・民俗の記録を解読することから、その認識を生み出した社会・文化の特質や日本人の心の軌跡を探る新しい学問です。東アジア恠異(かいい)学会の講師陣が、今期は「怪異と“生きもの”」をテーマに怪異学の世界へと誘います。
7月:「いつから狐は化けたのか―都市・仏教と怪異―」
時として大陰陽師安倍晴明の母、時には玉藻前と呼ばれる国家を揺るがす妖怪など、あやしい生き物として語られてきた狐ですが、そのような認識は大陸からの知識により、平安時代初期以降に成立したもので、意外と新しいのです。今回は、狐にまつわる大陸の卜占や説話の伝来をたどるとともに、当時の日本社会がなぜそのような認識を受容するに至ったのかを探ります。はじめて狐を人間に化け、予言する生きものとした仏教説話集『日本霊異記』を分析することでその謎を明らかにしたいと思います。
【その他のテーマ】
8月:「空から襲うもの—天狗と鳶—」久留島元(京都精華大学特任講師)
⇒教室受講 https://www.asahiculture.jp/course/nakanoshima/a25e015e-0a92-8039-9b2f-645b43f41499
9月:「産女と姑獲鳥—ウブメの文化史—」木場貴俊(京都先端科学大学准教授)
⇒教室受講 https://www.asahiculture.jp/course/nakanoshima/
★オンラインでも受講できます。別ページからお申し込みください。
注意事項
★オンライン受講は別ページからお申し込みください。
- 日程
- 2023/7/23
- 曜日・時間
- 第4週 日曜 13:00~14:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 3,630円
- 設備費(税込)
- 110円
- 持ち物など
- 筆記用具、資料代を当日お支払いください。
こんな講座も
講師詳細
- 久禮 旦雄(クレ アサオ)
- 1982年生。博士(法学・京都大学)。著書に「日本年号史大辞典」(共著、雄山閣)「元号 年号から読み解く日本史」(共著、文春新書)ほか。