新沢千塚古墳群を考える
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  • 広瀬 和雄(国立歴史民俗博物館名誉教授)
講師詳細

奈良盆地南部の新沢(にいざわ)千塚古墳群は、4世紀後半ごろから7世紀までの600基ほどが密集した大型群集墳です。直径(一辺)10~15mぐらいの小形円・方墳が一般的で、6世紀代の古墳は直葬された木棺に鉄刀・鉄鏃や須恵器を副葬する程度のものが多く、この時期に普及していた横穴式石室はほぼみられません。いっぽう、5世紀代には甲冑なども目立ちますが、126号墳には青銅製火熨斗、金製の垂飾付耳飾りや指輪や方形冠飾、ガラス埦・皿など、朝鮮半島、中国東北地域、ササン朝ペルシャからの外来系文物が副葬されています。どうして、あれほどたくさんの古墳が築かれたでしょうか。 

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日程
2022/7/15, 8/19, 9/16
曜日・時間
第3週 金曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
※教材として資料をお配りする場合、随時実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。
その他
窓口でお手続きされる方は、歴史2のチラシをご確認ください。

講師詳細

広瀬 和雄(ヒロセ カズオ)
1947年京都府生まれ。同志社大学卒業。日本考古学専攻(弥生・古墳時代の政治構造の研究)。文学博士(大阪大学)。大阪府教育委員会や大阪府立弥生文化博物館での勤務、奈良女子大学大学院教授、国立歴史民俗博物館教授を経て現職。主な著書に『古墳時代政治構造の研究』(塙書房、2007年)、『日本考古学の通説を疑う』(洋泉社新書、2003年)、『前方後円墳国家』(角川選書、2003年)、『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010 年)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書、2010年)など。共編著に『季刊 考古学 117号』(雄山閣、2011年)、『古墳時代〈上〉〈下〉』(青木書店、2011年)、『前方後円墳とはなにか』(中公叢書、2019年)など。