ヨハネが見た幻視の世界 ヨーロッパ中世の黙示録写本挿絵を読む

  • 神の世界をのぞき見るヨハネ  《ダイソン・ペリンズ黙示録》(13世紀、マリブ、J・ポール・ゲッティ美術館所蔵)より
  • 木俣 元一(名古屋大学大学院教授)
講師詳細

聖書の最後にある黙示録とは、キリストの弟子だったヨハネだけに神が見させた、この世の終わりに関する幻視の世界を書きとめたものです。黙示録はヨーロッパ中世でとても人気が高かった書物で、みごとな挿絵をともなう豪華な写本が多数作られました。これらの挿絵では、写本の読者がヨハネの見た幻視の世界を挿絵を通じて体験できるように、おどろくべき工夫が随所に仕掛けられています。講座では、中世の読者たちが実際に味わった世界を、多くの挿絵に密着しながらじっくりと解き明かしていきたいと思います。

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日程
2019/12/7
曜日・時間
土曜 13:30~16:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,850円 一般 4,070円
その他
窓口でお手続きされる方は10番のチラシをご確認ください。当日は受講券をご持参ください。途中10分休憩がございます。※教材としてプリントをお配りする場合、実費をいただきます。

講師詳細

木俣 元一(キマタ モトカズ)
1957年生。名古屋大学文学部卒業(1980)、同大学大学院文学研究科博士前期課程哲学専攻美学美術史専門修了(1982)、フランス政府給費留学生としてパリ第一大学博士課程中世考古学専攻に留学(1983-87)、同専攻にて博士号取得(1987)、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程哲学専攻美学美術史専門中途退学(1987)、名古屋大学文学部助手(1987)、同助教授(1991)、同教授(2003)。辻壮一・三浦アンナ記念学術奨励金(立教大学)受賞(2003)。↓↓西洋中世・キリスト教美術史に関する研究を行っている。主要なテーマは,ゴシック聖堂扉口彫刻の発展プロセスの復元、ステンドグラスにおける視覚的物語叙述とレトリック、キリスト教美術の機能論的問題、キリスト教美術における記号論的問題。現在の関心は、ゴシック期における視覚文化を、「美術」の枠組みを問い直しつつ、幅広い視野で論じること。↓↓著書:『西洋美術館』(共編著)小学館(1999)、『大聖堂物語 ゴシックの建築と美術』(共著)河出書房新社(2000)、『シャルトル大聖堂のステンドグラス』中央公論美術出版(2003)