【オンライン受講】怪異学入門2022 東アジア恠異学会協力講座
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  • 久留島 元(京都精華大学特任講師)
  • 南郷 晃子(桃山学院大学准教授)
  • 久禮 旦雄(京都産業大学准教授)
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講師詳細

「怪異学」はフシギなコトやモノについて歴史や文学・民俗の記録を解読することから、その認識を生み出した社会・文化の特質や日本人の心の軌跡を探る新しい学問です。東アジア恠異(かいい)学会の講師陣が、さまざまなテーマで怪異学の世界へ誘います。

①7/24 法華経説話と「蛇道」 (久留島元・京都精華大学特任講師) 
道成寺説話をご存知でしょうか、美僧安珍を恋い慕う清姫が、自分を捨てた男への恨みから蛇身に姿が変わってしまう物語です。この物語の古い形は11世紀成立の『大日本法華験記』にさかのぼり、道成寺の僧による法華経供養によって男女の霊が救われたと語ります。このように日本では強い恨みや執着の心を持つ人を「蛇」と関連づけて考え、「蛇」の身から救うために法華経の功徳が重視されました。そのなかで「蛇道」という言葉が生まれます。仏典や漢籍にない「蛇道」という言葉が、どうして日本でだけ生まれ、定着したのか。さまざまな説話から蛇と日本人の関係を考えます。 

②8/28 松山城の怪談ー景観と伝承 (南郷晃子・桃山学院大学准教授) 
城の怪異譚を聞いたことはありますか?多くの城にはそこを舞台とする怪異譚があります。それらの話はなぜ語られたのでしょう。城により、物語により、答えは同じではありません。けれども城の怪異譚にはしばしば城の「歴史」が取り込まれています。そしてまた、城内の特定の「場」関わる怪異譚も少なくありません。その場でこそ現れるモノがいるのです。怪異譚が支配の移り変わりと場の景観により紡がれる様を、愛媛県に今も悠然と佇む松山城の「廃部屋伝承」―蒲生忠知に殺された妊婦や赤子が埋められ幽霊が出ると噂される場所―から考えてみましょう。 

③9/25 神社の怪異と「鎌倉殿」の時代 (久禮旦雄・京都産業大学准教授) 
古代において「怪異」とは、神社や寺院が自らの主張を認めさせるために、神仏の意向として朝廷に報告したものを神祇官や陰陽寮が判断する際に用いられた言葉でした。 武家でありながら朝廷の中で大きな力を持ち、従来の貴族社会を揺るがせた平氏政権の成立と、東国に幕府を開き、承久の乱において上皇の追討軍を打ち破った「鎌倉殿」の登場。それぞれの活動は同時代の社会のみならず思想・信仰の世界にも大きな衝撃を与え「怪異」の内容にも大きな変化をもたらしました。その過程を史料に即して見ていきます。  

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日程
2022/7/24, 8/28, 9/25
曜日・時間
第4週 日曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,240円 一般 10,230円

講師詳細

久留島 元(クルシマ ハジメ)
1985年生。同志社大学、同大学院修了。博士(国文学)。専門は中世文学、説話。東アジア恠異学会会員、関西現代俳句協会。共著に『説話の中の僧たち』(新典社、2016)、『怪異学の地平』(臨川書店、2018)など
南郷 晃子(ナンゴウ コウコ)
神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程修了。現神戸大学国際文化学研究推進センター協力研究員および神戸市看護大学、京都ノートルダム女子大学、園田学園女子大学非常勤講師。近世の説話、伝承を中心に研究。
久禮 旦雄(クレ アサオ)
1982年生。博士(法学・京都大学)。著書に「日本年号史大辞典」(共著、雄山閣)「元号 年号から読み解く日本史」(共著、文春新書)ほか。